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柿田遺跡農具9
遺跡名
柿田遺跡
所在地
可児郡御嵩町顔戸・可児市柿田
時代
古墳時代
種類
木製品農具
出土状況
水制遺構(SW14)
水制遺構(SW14)から出土した、馬鍬(まぐわ)の台木です。馬鍬は牛馬が引く代掻(しろか)き用の農具です。歯を差し込む孔は四角形で10個空いています。孔の大きさは3.0×3.5cm程度でおおよそ揃っています。孔の間隔は11cm位の間隔で並んでいますが両端とその内側だけは15cm程になっています。側面には4個の四角形の孔が空いていて、内側2個は歯の差し込み孔と垂直で、外側2個は斜めになっています。外側の孔は牛馬につなぐ引棒を、内側は使用者が握る把手の付いた柄を差し込むものと考えられます。
樹種:コウヤマキ
木取り:芯持削り出し
長さ:125.6cm
厚さ:8.8cm
幅:12.0cm