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ぎふ地域の絆づくり支援センター現役世代向け講座
ぎふ地域の絆づくり支援センター現役世代向け講座「地域での活動をみんなで考えてみませんか?」を開催しました(平成31年2月4日)
「ぎふ地域の絆づくり支援センター」では、現役世代の方々が地域コミュニティについて話し合うことで、地域活動への理解と関心を深め、今後地域で活動するきっかけとなることを目的として、現役世代向け講座「地域での活動をみんなで考えてみませんか?」を開催しました。
記
開催概要
日時
平成31年2月4日(月曜日)18時40分から20時30分
場所
OKBふれあい会館301中会議室(岐阜市薮田南5の14の53)
参加者
17名(企業・団体等で働く現役世代の方)
内容
ミニコンサート(グループ「MIYABI(みやび)」によるマリンバの調べ)
講演「44歳現役社長が語る!ビジネススキルにもつながる地域活動のススメ」
講師昭和技研株式会社代表取締役田中禎一氏
交流会(ワークショップ)テーマ「自分に合った地域活動をイメージしてみよう」
ファシリテーター岐阜県コミュニティ診断士(春日井伸一郎氏、倉地幸子氏、山田正弘氏)
講評講師田中禎一氏
<講演概要>
- 仕事に一生懸命になるほど家と会社の往復となる。それ以外の人間関係が築きにくく、狭い世界で過ごす自分に寂しさを感じたり自分の中でバランスが取れないと思ったことが、地域活動へのきっかけとなった。
- 仕事が忙しくて、家庭での時間が取れないと同世代の人から聞く。それでは、何のために仕事をしているのか、疑問に感じることがある。
- 仕事は、自分の能力と経験、努力からできているものと言えるのではないか。何のために仕事をしているのか振り返り、自分のキャリアを積み重ねていってほしい。
- 仕事だけでは様々な経験を積む機会が少なく、新しい発想などに結びつきにくい。地域に目を向け、自分のスキルを高めようと思えると良い。
- 頼まれたからというような外的動機づけでなく、自分がやってみたいと感じる内的動機づけがあると楽しく活動できる。
- 自分から進んで参加するのは難しいので、その人なりの参加する縁を考えたり、役割や居場所をつくっておくと良い。
- 自分が顔を出しやすい、この活動ならやってもいいかもと思ったことから参加してみると良い。
- 地域活動は、参加しているだけでも意味がある。無理をせず、やりたい時に、やれる分だけと気軽に考える。
- 参加した時に、自分にとって何かいいことがありそうだと前向きに考えてみる。そうすることで、やりたいことや得意なことが見つかっていく。
- 地域活動により仕事以外の友人ができ、知り合った人脈や知識を仕事に活かすこともできる。
- アウトプットが多い人は、人とのつながりができ、多くの情報が入ってくる。
- 地域での活動に参加し新たな自分の立場ができることで、仕事や家庭でつらいことがあっても、切り抜ける助けになる。
- 地域活動は誰かのためにすることかもしれないが、結果的に自分のキャリアとなって返ってくる。
講師田中禎一氏
講演の様子
<ワークショップでの主な発表内容>
- 地域活動は親任せで参加してこなかった。回覧板を家族全員が見ておらず、親世代は「自分が参加するから良い」と考えている。
- 地域がどんな活動をしているのか分からない。行事が多く大変だというイメージがある。
- 知った人がいなくて参加しにくい。人との関わりが難しそうで、参加することがプレッシャーになる。
- 地域活動は、知り合いが増えたり、新しい発見があるようで楽しそうなイメージがある。
- 誘われることも重要で、誘われる機会が多くあれば参加しやすい。
- 地域活動から得るものが多い気がする。
- 人生の先輩と後輩が共に活動する場には、豊富な話題などがあり、充実感がある気がする。
- 地域活動の経験が仕事にも活かせると思うようになった。
- 一歩踏み出すきっかけを見つけて、気楽に参加していきたい。
ワークショップの様子(Aグループ)
ワークショップの様子(Bグループ)
ワークショップの様子(Cグループ)
発表の様子(Aグループ)
発表の様子(Bグループ)
発表の様子(Cグループ)
<講師講評>
- ワークショップは、参加者が自由に発言することで、自分の思いに向き合ったり、他の人の意見に気づき、参考とすることができる良さがある。本日この講座に参加された皆さんが、ここで新たに出会った人と多くのことを話し合われたこと自体にまず価値がある。
- 知らない人の中に入っていくことは、刺激となる。新しい出会いが人とのつながりを広めていく。
- 地域活動にルールはない。今まで行われていることに合わせるのではなく、何を変えると自分たちがやり易いかを考える。それが仕事の進め方にも関わってくる。
- まずは、身近なところで楽しみながら好きな活動をすることから始めてはどうか。ビジネススキルを高め、豊富な知識と実行力を持つ自分を目指していってほしい。