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石原瀬ボランティアの会
石原瀬ボランティアの会(岐南町)
活動団体名
石原瀬ボランティアの会
活動地域
羽島郡岐南町石原瀬地域
活動場所
サロンいしはらせ(こもれびの園)他
地域の概要
岐南町の南西部に位置している名鉄沿線の住宅地域。昭和40年代後半から50年代にかけて開発された新興住宅地で、名鉄笠松駅に近く名古屋に通勤する人が多い。子ども世代は進学、就職等で家を離れ、高齢者世帯が増えている。一方で、静かで住みやすい地域であるため、若い世代が居住することも多い。
215世帯、人口498人(平成30年10月1日現在)。
設立の経緯
石原瀬自治会では、コミュニティ活動や自主防災活動などを通して住民の連帯意識の高揚を図り、助け合いに支えられた温かい地域づくりを進めている。そうした中において何か自治会活動の手伝いができないかと考え、有志によるボランティア組織「石原瀬ボランティアの会」が平成18年4月10日設立された。
メンバーは概ね65歳以上の10人ほどで楽しく活動をしており、無理をしないでやれることをやれるときに協力するという参加しやすいアットホームな雰囲気がある。
活動内容
資源回収によるごみ減量化活動(概ね毎月4回)
高齢により重い荷物の運搬が負担になったり、子育てに忙しく時間が取れない方などを対象に、玄関先に出された不燃ごみ、資源ごみなどを指定の置き場所への運搬支援を行っている。
ゴミの搬出(安否確認をしながら)
緑ゴミ(庭木など)の搬出
ゴミの搬出
「お助けマン」の活動
日常生活の中でのちょっとした困りごとに対して、会員の方々の特技や適性を活かしながらお助けしている。包丁研ぎ、庭木の剪定、家具の移動、簡単な修理等に対応し、地域の方から喜ばれている。また、会員にとってもやりがいを感じると共に健康づくりにもなっている。
地域安全パトロールの実施
週1回2人一組で、児童の下校時間帯を中心に地域内を見回っている。児童の見守り、家々の安否確認(新聞、郵便物の収納状況等)や、不審者の情報交換、路上のゴミ拾い等をして地域の安全安心に協力している。
地域行事における協力活動
- 自治会の花見大会で〇×クイズを行い、大会を盛り上げている。
- 自治会のお祭りでは、子どもたちの神輿行列の交通整理を行っている。
- 12月に行われる子ども会主催の「火の用心」では、寒い中夜回りをした皆さんに、手作りの温かいぜんざいを振る舞い体を温めてもらっている。会員によるぜんざいは、焼き餅とするなど工夫し、心も温かくなると毎年大変好評である。
- クリスマスには、75歳以上の方を対象にチョコレートなどをプレゼントして喜ばれている。
花見大会○×クイズ
夜回りのぜんざい
クリスマスプレゼント
サロンいしはらせ「こもれびの園」の運営
- 南北に広がる地域の中間に交流拠点であるサロンがある。所有者の厚意により家屋を借り受け、平成29年4月20日にオープンした。
サロンの名前は、その人の名前の一部を冠している。会員の手によりこまめに整頓され、ソファや椅子など地域の方々からの寄付もあり、温かく居心地の良い憩いの場となっている。 - 毎月第3木曜日に地域の65歳以上の人を対象にサロン活動を行っている。毎月誕生日を祝う会があり、バースデーソングを合唱しプチプレゼントが贈られる。誕生会を楽しみにしている参加者も多い。
- 替え歌合唱、警察署からの交通安全防犯講話、健康体操、ビンゴゲーム大会、保健師からの生活習慣講話など毎月の行事内容は工夫されている。お茶とお菓子をいただきながらのおしゃべり会も好評で楽しいひと時を過ごすことができる。次回を楽しみに待っている人も多い。
スタッフ(サロンの玄関にて)
サロンの様子(保健師による体操)
サロンの様子(篠笛)
「石原瀬ボランティア通信」の発行
活動を地域の方々に知ってもらうため年に1回、活動地域に配布している。A4カラー両面刷りの通信には、サロン活動や地域での活動が写真と共に掲載され親しみやすい紙面となっている。平成30年3月29日発行で12号となった。
課題と今後の展望
- 後継者不足が懸念される。今後の活動継続を考えると、今、行っている活動の一部でもいいからやってみたいと思ってくれる団体が引き継いでいってくれればと願っている。
- 活動をすることは励みにもなり健康づくりにもなる。今後も継続して活動し、住みやすい地域づくりに貢献していきたい。