本文
豚・いのししの飼養者へのお知らせ(豚、いのしし、ミニブタ、イノブタを飼養している方)
豚熱ウイルスの侵入を防止しましょう
豚熱(CSF)の発生を防ぐためには、各農場の飼養管理・衛生管理を徹底して、ウイルスの侵入を防ぐことが大切です。
1)人・物・車両によるウイルス持ち込み防止
- 衛生管理区域、豚舎への出入りの際の洗浄・消毒を徹底してください。
- 衛生管理区域専用の衣服、靴の設置と使用を徹底してください。
- 畜舎等の消毒は、次亜塩素酸ナトリウム液、アルカリ液、逆性石けん液等を用いて行ってください。
- 車両消毒は、車体を腐食しにくい逆性石けん液、消石灰等を用いてください。
(付着した泥等を除去し、動力噴霧器を用いて、タイヤ周りを中心に荷台、運転席清拭含め車両全体を消毒。運転手の手指、靴底消毒も徹底)
*消毒薬は、酸性とアルカリ性が混ざらないように注意し、十分効果のある濃度で使用する。
2)消石灰の散布
豚舎周囲、衛生管理区域境界に消石灰を散布しましょう。
消石灰の散布量の目安:0.5~1kg/m2
3)野生動物対策
- いのしし、ねずみ等の野生動物の侵入防止対策を徹底してください。
- 豚舎周囲の清掃、整理・整頓(飼料タンク下の飼料は野生動物を誘因します。)
- 死亡した家畜は、野生動物に荒らされないよう適切に保管してください。
4)適切な飼料と水の給与
- 野生動物等の排せつ物が混入していない飼料、水を与えてください。
- 飼料に肉を含み、または含む可能性があるときは、攪拌しながら90℃以上で60分以上またはこれと同等の方法等で、加熱処理を徹底する。
5)健康観察・早期通報の徹底
- 毎日、健康観察をしてください。
- 発熱、起立困難、けいれん、異常産の発生、死亡率の上昇など異状を発見したら家畜保健衛生所、担当獣医師に連絡してください。