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水防団員アンケート調査結果について
水防団員アンケート調査結果について
令和2年度に専任水防団を設置している岐阜市、羽島市、木曽川右岸地帯水防事務組合の水防団の団員を対象に、アンケート調査を実施しました。その結果、「水防団に入って良かった」と回答した方が全体の約60%、「水防団をこれからも続けたい」と答えた方は全体の約40%となりました。その他、設問と回答は以下のとおりでした。
アンケート調査結果
1-1 水防団に入って良かったですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (良くない) |
2
|
3
|
4
|
5 (良かった) |
無回答等
|
199人 |
4人 | |||||
回答 |
10人 |
46人 |
268人 |
208人 |
1-2 水防団を友人や知り合いに勧めたいですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (勧めたくない) |
2
|
3
|
4
|
5 (勧めたい) |
無回答等
|
117人 |
4人 | |||||
回答 |
30人 |
76人 |
334人 |
174人 |
1-3 金額(年の手当額)は十分ですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (不十分) |
2
|
3
|
4
|
5 (十分) |
無回答等
|
114人 |
8人 | |||||
回答 |
90人 |
109人 |
314人 |
100人 |
1-4 水防団をこれからも続けたいですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (続けたくない) |
2
|
3
|
4
|
5 (続けたい) |
無回答等
|
132人 |
||||||
回答 |
62人 |
111人 |
279人 |
145人 |
6人 |
1-5 水防団の仕事量は適当ですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (不適当) |
2
|
3
|
4
|
5 (適当) |
無回答等
|
171人 |
||||||
回答 |
16人 |
47人 |
325人 |
172人 |
4人 |
1-6 水防工法について理解していますか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (理解していない) |
2
|
3
|
4
|
5 (理解している) |
無回答等
|
83人 |
5人 | |||||
回答 |
41人 |
133人 |
295人 |
178人 |
2 水防活動以外のイベントの参加状況について、水防団として参加したことがあるイベントを教えてください。(複数可)
選択肢 |
祭り |
花火大会 |
運動会 |
火災・地震の防災訓練 |
その他 |
回答 |
231人 |
20人 |
258人 |
484人 |
113人 |
「その他」の主な回答
・地域の清掃行事 ・学校行事 ・小・中学校の水防授業 ・自治会行事 等
3 水防団に入団した理由、入団のきっかけについて教えてください。(自由記入)
・岐阜市に転居し住宅を建てた際、自治会長から地域への貢献活動として若い人に消防・水防活動への参加を促された。消防団活動はイメージとして頭に浮かんだが、水防団活動はまったくイメージできなかった。住宅を建設した地域が過去水害を受けたと公民館で説明(水防団員がボートにより地域の病院や避難所に食料や資材を配布している写真)を受け、入団する決意をした。(岐阜市水防団員)
・何か一つでも地域に貢献できることがしたかった。(羽島市水防団員)
・地域社会に貢献できる活動として自分に合った活動と感じたから。(木曽川右岸地帯水防事務組合水防団員)
4 普段どのような思い(気持ち、信念など)で水防活動や訓練に取り組んでいらっしゃるか教えてください。(自由記入)
・常に危険と隣り合わせであり、地方公務員でもあることを自覚し、水害が起きた場合には市民の安全を守るために活動しなければならないという信念で励んでいます。(岐阜市水防団員)
・非常事態の時に適切な対応が出来るように訓練に取り組んでいます。(羽島市水防団員)
・実際の災害において出動したことはまだないが、常に災害現場にいる気持ちで緊張感をもって練習に取り組んでいる。(木曽川右岸地帯水防事務組合水防団員)
5 水防団に入って良かった点、悪かった点について教えてください。(自由記入)
○良かった点
・地域の防災に関わることで、年齢も違う人と触れ合って色々なことを話しが出来て、地域により深く接することが出来たことが良かった。(岐阜市水防団員)
・知識・技術を得ることが出来、またコミュニティの形成にも繋がった。(羽島市水防団員)
・自然災害発生時での初期対応が習得できた。(木曽川右岸地帯水防事務組合水防団員)
○悪かった点
・水防団の知名度が無い為、家族・地域・社会が活動への理解が無い。(岐阜市水防団員)
・休日の活動に配慮頂いているが、負担ではある。(羽島市水防団員)
・日中の仕事中に出動命令が発動され、また夜中まで活動を余儀なくされた時は、翌日の仕事に支障を来すことが時折あった。(木曽川右岸地帯水防事務組合水防団員)
6 水防活動の経験談(思い出、印象的な出来事、ご活躍された活動の内容など)を教えてください。(自由記入)
・2018年7月4日~7日にかけて集中豪雨ということで水防団に入って9年目でしたが、初めて特別出動をする機会があり、水防団として堤防の巡視などをしました。他県のような事態にはなっていませんがとても大切な活動だと感じました。(岐阜市水防団員)
・まだ訓練に数回参加しただけなのでわからないことが多いですが、先輩方が優しく教えてくれるので助かっています。(羽島市水防団員)
・境川の出水時、河川沿いの家は、床上浸水であった。午後10時頃であった。ある家族は高齢者の父と身障者の子の2人家族で、父親は自力で旧堤まで避難されたが、子の娘さんは箪笥の上に登って身動きできない状況であった。父親からその状況を聞き、団員2人で救助に向かった。水位は徐々に増え既に股下まであった。暗闇の中、一人が懐中電灯を照らし、私は娘さんの近くまで行っておんぶして家の外に出た。その時、水は股の上にまで増えていた。何とか懐中電灯の灯りを頼りに小高い旧堤まで連れて行った。その後水位は腰のあたりまで増えていた。早くて良かった。(木曽川右岸地帯水防事務組合水防団員)
7 若手の水防団員や未来の入団希望者へのメッセージ(伝えたいこと)をご記入くださいますよう、よろしくお願いします。(自由記入)
・地域の担い手として水防団に入団しましょう。水防団に入団すると、地域・地元の知り合いも増え、お祭りや行事などにも参加するきっかけが出来ました。仕事が忙しい時は休むことも可能です。地元の安心・安全を守るには若い方の力が必要です。是非興味のある方は見学でもいいので一度見に来てください。(岐阜市水防団員)
・近年水防団の人員も、年々減ってきています。近年頻発している水害。水防団は地域を守る重要な存在です。人の役に立ちたいという思いや、何かやってみたいという思いが少しでもあれば、まずは気軽に住んでいる市町村に問い合わせてみてください。その行動が地域の人たちの助けになります。(羽島市水防団員)
・地域貢献・社会貢献の一つとして活動して頂けると良いかと思う。地元の人たちの交流の場として活用してほしい。(木曽川右岸地帯水防事務組合)
8 岐阜県、各水防管理団体に対してご意見・ご要望等がありましたらご記入ください。
・若い方(30代)の入団が少ないので、入団しやすい仕組みを考えていけるとありがたいです。(岐阜市水防団員)
・どこの水防団も平均年齢が高い現状ではあるが、重い土嚢をいくつも運んだりする必要がある為、若い力が必要である。訓練の技術も必要な為、世代交代が上手くいく仕組み作りが大事かと思う。(羽島市水防団員)
・地域の防災に必要であることを市民・県民に理解してもらえるようPRしてほしい。(木曽川右岸地帯水防事務組合)