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水防団アンケート調査結果について
水防団アンケート調査結果について
令和2年度に専任水防団を設置している岐阜市、羽島市、木曽川右岸地帯水防事務組合の水防団の団長を対象に、アンケート調査を実施しました。その結果、「水防団に入って良かった」と回答した方が全体の約70%、「水防団をこれからも続けたい」と答えた方は全体の約50%となりました。その他、設問と回答は以下のとおりでした。
アンケート調査結果
1-1 水防団に入って良かったですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (良くない) |
2
|
3
|
4
|
5 (良かった) |
19人 |
|||||
回答 |
0人 |
0人 |
9人 |
11人 |
1-2 水防団を友人や知り合いに勧めたいですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (勧めたくない) |
2
|
3
|
4
|
5 (勧めたい) |
16人 |
|||||
回答 |
0人 |
3人 |
11人 |
9人 |
1-3 金額(年の手当額)は十分ですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (不十分) |
2
|
3
|
4
|
5 (十分) |
7人 |
|||||
回答 |
5人 |
9人 |
14人 |
4人 |
1-4 水防団をこれからも続けたいですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (続けたくない) |
2
|
3
|
4
|
5 (続けたい) |
無回答等
|
11人 |
||||||
回答 |
1人 |
8人 |
9人 |
9人 |
1人 |
1-5 水防団の仕事量は適当ですか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (不適当) |
2
|
3
|
4
|
5 (適当) |
無回答等
|
13人 |
||||||
回答 |
1人 |
2人 |
8人 |
14人 |
1人 |
1-6 水防工法について理解していますか。(5段階評価)
選択肢 |
1 (理解していない) |
2
|
3
|
4
|
5 (理解している) |
16人 |
|||||
回答 |
0人 |
3人 |
5人 |
15人 |
2 現在所属している水防団員をどのように確保しましたか。(複数回答可)
選択肢 |
団長や団員が個人的に勧誘 |
地元の自治会の紹介 |
市の紹介 |
知人の紹介 |
その他 |
回答 |
31人 |
24人 |
3人 |
9人 |
0人 |
3 年間の訓練の頻度について教えてください。
選択肢 |
1~5回 |
5~10回 |
10~15回 |
15~20回 |
20回以上 |
回答 |
18人 |
20人 |
1人 |
0人 |
0人 |
4 水防活動以外のイベントの参加状況について、水防団として参加したことがあるイベントを教えてください。(複数可)
選択肢 |
祭り |
花火大会 |
運動会 |
火災・地震の防災訓練 |
その他 |
回答 |
19人 |
1人 |
25人 |
36人 |
12人 |
「その他」の主な回答
・地域の清掃行事 ・成人式 ・学校行事 ・小・中学校の水防授業 ・公民会行事(地域での水防活動案内)等
5 水防団に入団した理由、入団のきっかけについて教えてください。(自由記入)
・結婚して、この地域に住んで、休日等に町内会の人々との交流が全く無くて悩んでいたところへ水防団長から誘いがあり、入団しました。
・自治会役員という事で入団しました。当時は2年間で次の人に交代という事でしたが、先輩方や仲間との交流が楽しくいつの間にか団長になっていました。
・仕事の都合で地元から離れていたが、戻ってきたタイミングで父親が退団し、入団を勧められ、又先輩や同年代との繋がりが将来活かされると思い入団した。
6 普段どのような思い(気持ち、信念など)で水防活動や訓練に取り組んでいらっしゃるか教えてください。(自由記入)
・団長という立場の責任の重さを感じながら水防活動をしています。団員の生活・職業は様々であるので、水防活動は団員の時間の許す範囲になってしまい、いざ緊急招集をかけても出動人員の交代がきかない。一部の人の誠意・やる気に支えられている。団員のやる気をそがないよう団運営をするのには、自分を人間的に育てられている気がします。
・地域を水害から守る。水防団員の方とのコミュニケーションをとり、水防活動をやりやすくすること。
・実際の水害を想定し、訓練に取り組んでいます。経験を後世の団員に伝えられるよう取り組んでいます。
7 水防団に入って良かった点、悪かった点について教えてください。(自由記入)
○良かった点
・広く自治会関係者との交流が出来、又、幅広い年齢層の方とも面識が出来、ここが自分の居場所になったという心地よさが感じられるようになった点。
・水防も含め、防災全体に対し関心を持つようになり、また、団員の年齢層が広いため、各人の体験談を聞くことが出来、大変参考となった。
・現在、小・中学校の防災授業を行っていますが、子どもたちが少しでも水の怖さ、水防の大切さをわかってくれるとうれしく思います。
○悪かった点
・時間的に制約される。
・土のう拵えの際に腰を痛め、辛かった。
・川の増水、会議等で仕事を休むことが多い。
8 水防活動の経験談(思い出、印象的な出来事、ご活躍された活動の内容など)を教えてください。(自由記入)
・数少ない出動の中で、水害の恐ろしさを経験した中で、H16の台風23号水害では、長良川の堤防天端から手が洗えるのではないかと思う程の増水。H30.7月豪雨では法面崩落した現場で工法実施。特にこの2点は後世に伝えたいと思います。
・平成16年の水害でボートで救助に向かった先の家で2階の窓から赤ちゃんを手渡された時の事は今でも鮮明に目に浮かびます。十数件の家が被害に合い、いちばん被害の大きかった家ですがゆれるボートの上で小さな命を手渡されその責任の重さを感じた瞬間でした。
・水防出動時には、団員の皆さんは仕事を休んで、又、早退等いろいろして頂いて協力して頂きました。普段はなんだかんだと言っていますが事ある時には積極的に参加して頂いた事は忘れられません。
9 若手の水防団員や未来の入団希望者へのメッセージ(伝えたいこと)をご記入くださいますよう、よろしくお願いします。(自由記入)
・水防団員の本来の目的は、水害から地域住民の生命財産を守ると色々ですが、入団後は団員同士の交流も増え、仲間としての連帯感も生まれます。
・水防団に入団して20年以上になりますが、水防訓練や緊急出動の中で、苦しいことや辛いこともありましたが、数多くの素晴らしい人々と出会えました。若い人たちや女性の方もぜひ入団して頂き、伝統を守りながら、水防活動や訓練を積極的に取り組んで頂きたいと思います。
・木曽川、境川の近辺に住む者として、実際に水防団員として参加して、危険個所の把握、被害にあう前の行動など、人命・財産を守ることを第一に考え、家族・知人に教えてほしい。
10 岐阜県、各水防管理団体に対してご意見・ご要望等がありましたらご記入ください。
・とにかく早い情報の発信が1番かな?あと、災害時の戦力の確保も(資材、機材)とにかく人命第一で。
・社会的に認知度が低いので、必要性を広めてほしい。会社員が多いので、訓練・出動に対して、企業の理解と支援をお願いしたい。
・水防活動の実態を広く告知することを考えてほしい。特に、入団者集めには大変な苦労があることは理解して見えると思うので、そのためには小・中学校及び自治会にも広く広報活動をしてほしいと思います。