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岐阜県防災情報通信システム
システムの概要
災害が発生し、固定電話、携帯電話、インターネットなどが使用できなくなった場合であっても、県、市町村、さらには警察、消防、自衛隊などの防災関係機関との通信機能を確実に確保するため、岐阜県が独自に整備したシステムです。
システムの特色(通信機能を確実に確保するための三層一体システム)
岐阜県防災情報通信システムは、「地上系」「移動系」「衛星系」の3種類の回線で構成され、それぞれの長所を活かし、地震災害、風水害、火山災害、雪害など多様な災害に対応できる仕組みとなっています。
【地上系】
- 岐阜情報スーパーハイウェイ等を活用した、光ファイバー網による高速・大容量通信が可能なシステムの根幹となる回線です。
- テレビ会議システムは、全市町村を含む59拠点が同時に参加することができ、河川カメラ、火山カメラ等の映像情報を会議資料として共有したり、市町村が入力した被害情報を把握することができます。
<県庁5階災害対策本部室(会議室501)>
【移動系】
- 岐阜県が独自に整備した無線中継所を活用したデジタル無線通信網により、機動性に優れ、降雨など天候に左右されることなく、災害情報の収集に威力を発揮します。
- 万が一の場合には、半固定無線機さえ屋外に持ち出せば、移動系回線による電話・FAX通信が最大20時間可能となります。
<半固定無線機>
【衛星系】
- 一般財団法人自治体衛星通信機構が運営する衛星を活用した通信網は、地上の被害による影響を受けにくく、地震災害に強い回線です。
- 被災地や孤立した集落等に衛星可搬局を持ち込むことにより、電話・FAXのほか、メールによる写真データの送受信など、リアルタイムで情報交換が可能になります。また、衛星可搬局により、テレビ会議に参加することもできます。
<衛星可搬局>
岐阜県防災情報通信システムパンフレット
さらに詳しい内容は、こちらのパンフレットをご覧ください。