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竹鼻コミュニティセンター運営委員会
竹鼻コミュニティセンター運営委員会(羽島市)
活動団体名
竹鼻コミュニティセンター運営委員会
活動地域
羽島市竹鼻町
活動場所
竹鼻コミュニティセンター内
地区の概要
羽島市竹鼻町は、市の中心部に位置し竹ヶ鼻城跡、神社仏閣が多い歴史ある町である。樹齢300年以上と言われる「竹鼻別院のフジ」と「美濃竹鼻まつりの豪華絢爛な山車」とが共演する「美濃竹鼻まつり・ふじまつり」は、羽島の春を代表するお祭りである。
竹鼻まちなかの賑わい創出に向けた拠点として、平成30年4月に開館した「不二竹鼻町屋ギャラリー」は、京町家の風情を残した佇まいのなかで、市内企業から寄贈を受けた文化的価値の高い数多くの美術品等を展示している。平成28年4月にオープンした「はしま観光交流センター」や「竹鼻別院」「歴史民俗資料館・映画資料館」と近接しており、その有効活用を図ることにより、竹鼻まちなかへの相乗的な集客効果が期待される。
単位自治会数は、26である。2,901世帯7,213人。高齢化率27.0%(平成30年3月1日現在)
活動の目的
センターで実施する生涯学習関係事業等を積極的に推進するとともに、福祉の推進や地域づくりの拠点に相応しい交流の場としての役割及びセンター運営管理並びに地域住民の安心安全な暮らしに寄与する各種活動の企画実施支援を目的とする。
活動内容
青少年育成部(5団体)、ふれあい部(3団体)、福祉部(3団体)、体育部(2団体)、防災安全部(5団体)を設置し、心豊かでつながりのある、活力あふれる自治活動ができる地域づくりの推進を目指している。
「竹鼻コミセンからのお知らせ」を年3回、「竹鼻コミュニティセンターだより」を年1回発行し、全戸配布により活動内容を地域住民に届けている。
具体的な活動
竹鼻町防災スポーツフェスティバルの開催(自治委員会主催)への協力
「地域の助け合いは、心と心の結びつき」をスローガンに、地域住民が交流しながら防災に関する体験を通して、減災、防災力を学ぶ機会として毎年開催している。(平成29年度は台風接近により中止)例年、1,000人ほどの参加がある。
- 簡易担架で安全搬送(2本の棒に毛布をまいた簡易担架で、救護者を乗せて6人でゴールまで運ぶ。)
「速さ」を競うのでなく、搬送の「安全性」「正確性」を競う競技である。 - 防災借り物レース(机上にある借り物の紙をとり、それに合うお題の写真を持ってゴールする。)
より速く、お題にあったものを持ってくるかを競う競技である。
借りてきたものが何なのか、どのように使用するのかなどを司会者が実況中継する。 - 火事だー!大声競争
高齢者(障がい者)、女性、男性、子どもが1組となり、「火事だー!」「早く逃げてー」など災害に関連する言葉を測定器に向かって叫び、いざという時にも大声が出せるように競争する。 - 新聞紙スリッパ作り体験、親子水消火器的あてゲーム、バケツリレー、真空パック米の炊き出し体験や消防団の操法技術及びラッパ吹奏披露などもあり、家族で地域の人々と交流しながら楽しく学ぶことができる。
簡易担架で安全搬送 | 親子水消火器的当てゲーム |
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竹鼻町健康ウォーク&ふれあい広場の開催
- 健康ウォーク
豊臣秀吉が竹鼻城水攻めの際に造った一夜堤を巡る約4キロのコースを2時間かけてウォーキングを楽しむ。 - それぞれのポイントでは、ガイドからの史跡説明があり、文化歴史を知ることができる。約200名の参加がある。
- ふれあい広場
ステージでは、保育園児・小学生のダンスや演奏、中学校・高校吹奏楽部の演奏、民踊保存会の民踊、子ども太鼓クラブの演奏などが行われ、広場では軽スポーツゲームコーナー、伝承遊びコーナー、体験コーナーが設けられ子どもからお年寄りまで約500人の参加があり、終日楽しい交流が行われる。
健康ウォーク(史跡めぐり) | 竹鼻小3年生と民踊保存会の“新竹鼻音頭” |
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竹鼻コミュニティセンター生涯学習交流会の開催
知識を深める講演会と地域住民の生涯学習及び園児から高校生までの活動発表の場であり、多くの人の交流の機会である。
(平成29年度の内容)
- 2016リオ五輪女子200m平泳ぎ金メダリスト金籐理絵氏による「這い上がる力」をテーマとした講演会。
- サークルや講座参加者の作品展。
- 園児、小中学生の絵画などの展示、高校生の作品展示。
- 中学校及び高校吹奏楽部の演奏、お囃子と能楽の披露などのお楽しみ演奏会が開催され、全体で約1,500人が参加して賑わった。
講演会「2016リオ五輪女子200m平泳ぎ金メダリスト金籐理絵さん」 | サークルや講座参加者の作品展 |
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お楽しみ演奏会“お囃子と能楽を披露” | |
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課題と今後の展望
- 役員や地域ボランティアが高齢化し、地域の担い手が不足。地域の活性化がうすれていく傾向にある。
- 子どもたちにも地域の文化、歴史を継承し、地域の魅力を発信していきたい。
- 参加したいと思える魅力ある行事を企画して、人々の交流がある活気に満ちた地域づくりを目指していきたい。