本文
稲荷遺跡耳皿
遺跡名
稲荷遺跡
所在地
揖斐郡大野町六里
時代
古代
種類
灰釉陶器・ロクロ土師器
出土状況
SI1(竪穴建物)
耳皿とは、口の部分が内側に折り曲げられた形の皿で、伊勢神宮では今でもこの形の皿が、箸置きとして使用されています。稲荷遺跡では、同じ耳皿でも種類が違う土器が見つかりました。
写真上は、平安時代の灰釉陶器で、上面の緑色は灰を主成分とする釉薬が掛けられた部分です。写真下は素焼きで、ロクロで成形されていることから「ロクロ土師器」と呼ばれています。
【灰釉陶器】
口径:10cm
底径:4cm4mm
器高:2cm
【ロクロ土師器】(遺物包含層出土)
口径:8cm9mm
底径:4cm7mm
器高:3cm1mm