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知事記者会見(平成28年7月26日)
平成28年7月26日(火曜日)午後3時00分
知事 |
まず「第19回全国農業担い手サミットinぎふ」について、出演者と100日前イベントの内容がほぼ固まりましたので、ご報告させていただきます。 次が、「ぎふ清流文化プラザ」の1周年記念の事業でございますが、昨年の9月23日(水曜日)の祝日の日に「ぎふ清流文化プラザ」ということで再スタートしたわけでございますが、ちょうど1年になるということで、記念事業をやりたいということでございます。 そして、もう一つ文化芸術の機会として「清流の国ぎふ芸術祭ArtAwardINTHECUBE2017」を企画していますが、これはトリエンナーレ方式の3年に1回、公募をするということで考えておりまして、来年の4月から6月にかけて県美術館で「清流の国ぎふ芸術祭ArtAwardINTHECUBE2017」の作品を展示するということで、分野、地域、世代を問わない全国規模の芸術祭ということで初めて開催するものでございます。 |
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記者 | 相模原市の福祉施設の殺傷事件ですが、今回の事件から知事がどのような教訓を捉えられて、それを受けて庁内で指示したことがあるのか、または今後指示することを考えておられれば教えてください。 |
知事 | まずは第一報を受けまして、正直申し上げて、信じられないような思いでございまして、一体何があったのかということすら、疑問だらけの、かつ、あってはならない悲惨な出来事でありますので、まずは事実関係をよくフォローしていくということになります。 私どもとしては、とりあえず今回の事件の報道を受けまして、県立の福祉施設が県内に15施設ございますけれども、いずれも社会福祉法人の岐阜県福祉事業団が管理をしておりますので、岐阜県福祉事業団に対して、防犯対策の徹底、特に外部からの侵入に対する対策の徹底ということで、まず文書を発出しております。この事件はどうも窓ガラスを破って侵入したというケースでありますので、そういったことを含めて、どのような侵入対策ができるかということを考えていただこうということです。県立以外の入所施設も県内に全部で1,312施設ありますので、それぞれの運営法人に対しまして、同様に防犯対策の徹底ということで、とりわけ外部からの侵入対策ということを文書で発出をして、それぞれに考えていただこうと、まずそれをしたわけであります。 これから今回の事件の背景などがだんだん分かってくる中で、私どもとしては県立の施設には立入調査ということをすることもあり得ると思いますが、そういった調査あるいはそれに伴う指導ということも先には考えていきたいと思っております。どこの県立施設もそうですが、色々な意味でマニュアルはひと通り整備されておりますし、夜間の施錠、夜間の巡回などそういったことは確認できておるわけでございます。いずれも365日24時間運営をしているという施設でありますので、厳重な防犯対策を実施しているはずでありますが、今回の事案は、どのような経緯であったのかということ自体も詳細をフォローしながら、さらに必要な対策を考えていきたいと思っております。 |
記者 |
福祉の現場で、人的支援が足りないとか、施設のお金が足りなくて防犯にお金がかけられないといった側面もあると思うのですが、県内(の施設)で何か感じていることがありますか。 |
知事 | いまのところ一定のマニュアルに則った防犯対策は講じられているはずでありますので、ただ今回何が起こったのか、どこが手薄だったのかと、今回と同じことが(県内でも)起こりうるのかどうか、それに対してどう手を打てるかということについてはむしろこれから検討したいと思います。 |
記者 |
スポーツに関連して2点。都市対抗野球大会について、西濃運輸が残念ながら準決勝で敗れてしまいましたが、それに関するご所見をお伺いしたいのと、FC岐阜のラモス監督が解任という話がありましたが、これに関するご所見をお聞かせください。 |
知事 | 昨日、なんとか時間をやりくりして観戦しに行きました。一昨年は、2回戦、準決勝と決勝と3回観に行きましたけれど、勝ち進むほどにやはり明日も行かなきゃ明日も行かなきゃということで(応援に)行きました。昨日の試合は本当に残念でしたけれども、東海の第5代表ということで、出て行ったわけでありますけれども、3つ勝ち抜いて全国のベスト4までいったということで、まさに今の西濃運輸のチームの総力を挙げて頑張られた結果ではないかというふうに思っております。昨日の試合も、もう一本タイムリーが出ていれば流れがずいぶん変わったのにと思うシーンが中盤ありましたし、投手陣も含めて、それから野手もいくつかファインプレーもございましたので、そういう意味では、もう一本あと少しということですけれども、このあと少しというところがなかなか野球の難しいところであります。そういう意味では西濃運輸の選手の方々の健闘をたたえると同時に、今回の悔しさをさらに来年以降に生かしていただければというふうに思っております。何と言っても一昨年の決勝戦はちょうど天覧試合でございまして、独特の雰囲気の中で、シャットアウト勝ちをしたあの素晴らしいイメージが頭の中に残っておりますから、是非またあの雰囲気を味わわせていただきたいなと思っておりまして、いずれまた黒獅子旗を手にする日を期待しております。 それからFC岐阜についてでありますけれども、今年に入ってからのチームの状況の中で、新社長も色々とご苦労しておられますけれども、特にこのところのチーム状況から見て大変重い判断をされたのだろうというふうに思っております。スポーツの世界、勝負の世界ですから、私どもとしては社長の決断を尊重したいと思っております。昨日の試合も大いに期待をしていたのですが、都市対抗野球と同じで0対5で負けてしまったわけで、サッカーの0対5は(野球とは違って)大きな差になっておりますけれども、今回の監督交代がひとつのカンフル剤になってですね、新監督の指導力のもとで、なんとかFC岐阜が挽回してくれることを期待しております。今、最下位のチームと勝ち点で言うとわずか2点差になりましたので、前半にためた貯金がずるずると減ってきているという状態でありますので、そろそろここから反転攻勢と言いますかね、これを機に頑張ってもらいたいと思っております。 |
記者 |
「ポケモンGO」がだいぶ話題となっていますが、色々な問題が起きているという一方で、平井鳥取県知事のように観光の起爆剤というか、砂丘に人を呼ぶという意向も示しておられますけれど、この件に関して知事はどのようにお考えでしょうか。 |
知事 |
実際にアメリカで(配信が)スタートして爆発的な人気を呼んでいるわけですし、非常に話題性の高いものでありまして、それだけ魅力があるということだと思いますけれども、その魅力を大切にしていくと同時に、他方でやはりトラブルの懸念があるわけですね。現にこの周辺でいきますと、昨日、議会棟の正面ロビーに「ポケモンGO」で遊ぶ若い男性が入ってこられました。職員が声をかけましたところ、すぐに出ていかれました。したがって(ポケモンが)どこに登場するかということについて、どのような仕掛けになっているのかということは私もよく分かりませんが、どこにでもいけるということだと色々なところでトラブルが起こりかねませんし、それから使っておられる本人も交通事故だとか色々な問題が起こりかねませんので、その辺りのゲームのモラルと言いますか、そういうものとの兼ね合いをよく状況を見ながら考えていく必要があるのかなと思っております。内閣府の方ですでに「スマホゲームのトラブル回避のための注意事項」という文書が発出されておりまして、県庁の警備員あるいは、県庁の色々な施設の所属長に対しては、注意喚起を私どももしましたけれども、それから秋の全国交通安全運動などですね、そういった時に「歩きスマホ」や「ながらスマホ」の危険性についても注意喚起したいと思っております。どういうふうに考えたらいいのかという、そういう懸念を持ちながら今事態を見ているということでございます。 |