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地域リーダー育成講座を開催しました
県では、自治会・まちづくり協議会等、地域活動のリーダー及び関係者を対象に、ワークショップ及びファシリテーションのスキルを身に付ける実践的な演習講座を通じ、地域活動の現場において、住民をまとめ、リードしていくことができる人材を育成する講座を開催しました。
講座概要
【講師】野尻智周氏(NPO法人森のなりわい研究所副代表理事)
【開催場所】高山市役所(大会議室)
【開催日時】以下のとおり
(第1回)平成27年11月18日(水曜日)19時00分から21時00分
(第2回)平成27年12月2日(水曜日)19時00分から21時00分
(第3回)平成27年12月16日(水曜日)19時00分から21時00分
講座内容
(第1回)テーマ『地域リーダーの役割を認識する』
講義「ワークショップとは」
- ワークショップの基本
- ワークショップを生かす「企画づくりへの活用」
- つくりあげた企画を伝える「どうすれば伝えたい人に伝わるか」
演習「講座に望むこと、講座終了後の理想的な自分を想像する」
グループごとにKJ法を用いて、「なぜこの講座に参加したか」、「地域でどんな人材になりたいか」をテーマに話し合い、最後に発表して全体で共有した。
(第2回)テーマ『ワークショップスキルを学ぶ(1)ファシリテーターの役割』
講義「ワークショップの流れ」
- 広げ方と収め方
- KJ法を考える
- その他のワークショップ技法
プチ演習「ワールドカフェを体験しよう」
「私の地域の冬の風景」をテーマに、ワールドカフェ形式で話し合った。
演習「お互いの関係を見える化しよう!」
ファシリテーショングラフィックの手法を用いて、参加者同士の直接的な関係性、間接的なつながりを図示し、つながり全体を俯瞰して、つながりの意味や意義を見出すワークショップを行った。最後に発表して全体で共有した。
(第3回)テーマ『ワークショップスキルを学ぶ(2)ファシリテーターのテクニックいろいろ』
講義「ワークショップスキル・現場でどう生かす」
- さまざまな制限の中で
- 「記録をとる」ことの重要性
- 味方を見つける
演習「参加したくなる会議をつくる!」
「こんな会議は参加したくない」と「こんな会議を開きたい」の両テーマで話し合い、住民の皆さんが参加したくなる会議の作り方を考えるワークショップを行った。ファシリテーショングラフィックの手法を用いて、話し合った結果の図示化(議論の見える化)をしながらまとめた。最後に発表して全体で共有した。
参加された皆様からは、「ワークショップにおける新しい視点を学ぶことができた」「実りある会議を開催するには、事前の準備がいかに重要であるかを実感した」「まちづくり活動における話し合いに明日からでも活かしたい」など、ご感想をいただきました。