本文
洞雲戸遺跡
所在地
関市下有知(せきししもうち)
地図<外部リンク>
時代
中世
調査区全景
発掘状況
平安時代の創建(そうけん)といわれる神光寺(じんこうじ)の裏山に位置します。7基見つかった土坑(どこう)の中からは、経筒(きょうづつ)・経筒外容器(きょうづつがいようき)の破片、中国陶磁器・和鏡(わきょう)・小刀(しょうとう)などが出土しており、一帯が経塚(きょうづか)群であったと考えられます。
経塚の一つです。川原石をわざわざ山頂まで運び上げて利用しています。川原石は、本来遺構の上にのせられていたものと思われます。
上の写真の川原石を取り除くと、小刀が見つかりました。この他に白磁(中国製の磁器)の碗も出土しています。
土坑の一つから和鏡が見つかりました。背面をみると、波の文様(もんよう)が一周し、二対の小鳥と帆立貝(ほたてがい)の文様がその中に配置されています。