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土岐上平遺跡の調査成果を紹介します
所在地
瑞浪市土岐町(みずなみしときちょう)
地図<外部リンク>
時代
古墳時代初頭、古墳時代後期、中世から近世
発掘区全景(北東から)
発掘状況
土岐上平遺跡は土岐川左岸の台地上に立地し、国道19号瑞浪恵那道路の建設に伴って遺跡縁辺部の発掘調査を行いました。
発掘調査では、古墳時代初頭と古墳時代後期の複数の竪穴建物からなる居住域の他、中世の溝状遺構や土坑などが見つかりました。これまで、瑞浪市内では古墳時代初頭の居住域は確認されておらず、山間部での当時の人々の暮らしぶりを考える上で重要な発見となりました。また、竪穴建物から出土した土師器は、尾張地方の特色を持つものがあり、当地域の土器の組み合わせを知る上で重要な発見となりました。