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研究課題

研究課題の設定について

研究開発課題は以下に示す観点により、大きくプロジェクト研究、重点研究と地域密着型研究の3つに分けています。

  • プロジェクト研究課題
    :県の将来を見据え、戦略的に取り組むべき先行投資的研究課題
  • 重点研究課題
    :県の農畜水産業が直面する課題に対応する、重要性・緊急性が高い研究課題
  • 地域密着型研究課題
    :地域のニーズや現場が抱える目の前の課題解決を目的とした研究課題

プロジェクト研究課題及び重点研究課題は、研究開発目標及び達成年度を明確にして県の重要課題として戦略的に取り組むものであるため、関係行政機関による評価を踏まえて研究課題を決定します。研究推進に当たっては、研究進捗段階での中間評価、研究終了後の事後評価を行い適切な進捗管理をしています。
地域密着型研究課題については、関係行政機関と連携して研究課題の評価を行い、現場が抱える目の前の課題を効果的に解決することを目的に取り組んでいます。

プロジェクト研究課題

次世代農畜水産業のデザインプロジェクト(令和3-7年度)

新型コロナ感染症収束後の農畜水産業の再興支援に向けて、省力化・低コスト化に対応した栽培管理技術や新たな県オリジナル品種・商品を開発して、農畜水産物のブランド力強化や担い手の確保を図ります。
<期待される効果>
:ブランド展開を支える新品目の創出、サステイナブルな農業の実現

農畜水産業のDX加速化プロジェクト(令和4-6年度)

担い手不足や高齢化の解決策として、また、本県オリジナルの新品種・新品目の付加価値向上や有利販売等に向けた栽培技術を確立するため、作業の省力化、ハウス内環境自動制御、生産物の品質管理等を実現する農畜水産業のデジタル化を進めます。
<期待される効果>
:先進的な農業経営により生産性・収益性の向上、少ない人材での経営規模拡大、新規参入者の増加を実現

農業の気候変動適応プロジェクト(令和4-8年度)

水稲、カキ、イチゴ、高冷地の野菜・果樹について、高温の影響を受け難い新品種の育成や、高温化でも生育や品質を安定化させる技術などを開発し、地球温暖化に適応した強い産地づくりを推進します。
<期待される効果>
:気候変動に適応した強い産地づくりを実現

農畜水産業のみどり戦略プロジェクト(令和5-9年度)

化学肥料や化学農薬、プラスチック資材等の生産活動に起因する環境負荷を低減した、環境調和型の生産技術を開発し、持続可能な農畜水産業を目指します。
<期待される効果>
:環境への負荷軽減と生産性を両立させた農畜水産業の実現

農畜水産業の革新的経営環境強化プロジェクト(令和6-10年度)

本県の特徴ある品目(トマト、カキ、飛騨牛、鮎等)について、AI、ゲノム解析等の先端技術を活用し、生産効率や収穫量・品質の飛躍的向上につながる技術・品種の開発を行い、農業生産の革新的な向上と競争力の強化を目指します。
<期待される効果>
:スマート農業の推進、生産性や収益性の高い産地づくり

重点研究課題

農業技術センター

段階的な交配親集団の改良と花性制御技術を活用したカキの新品種育成(​令和6-10年度)
「良食味」「多収量」「良着色・良日持ち」といった特性を持つ新品種、交配親に活用できる有望系統の作出及び新品種導入の際の苗木供給を円滑に進めるための挿し木繫殖技術を確立します。

コメのヒ素吸収抑制技術の開発(令和3-7年度)
効果が高く、コメの収量や品質が確保でき、既存の対策に比べて容易に実施できる対策を構築します。

作物の吸収特性と収支に基づく合理的なカリ施肥基準の設定(令和6-10年度)
主要園芸品目で、確保すべき土壌中の交換性カリ含量を明らかにするとともに、カリ吸収量や作物残渣、堆肥から圃場に還元供給されるカリ量なども踏まえた精密なカリ施肥基準を設定します。

夏秋トマトの土壌病害に対する診断技術及び防除技術の確立(令和4-6年度)
夏秋トマトについて、還元消毒または化学薬剤による土壌消毒技術の効果的な処理方法を明らかにしてマニュアル化します。

未利用・低利用資源を活用した発酵茶などのサステナブル商品の開発(令和5-9年度)
多様化する消費者ニーズに対応した和紅茶をはじめとした特色ある茶、茶葉の剪定残渣等の新規用途、米粉等の用途拡大のための商品を開発します。

中山間農業研究所

飛騨地域の水稲に適した新たな低コスト環境配慮型施肥体系の確立(令和6-10年度)
「飛騨コシヒカリ」において収量性、食味を確保しつつ、環境配慮型かつ低コストの施肥体系技術の開発を行います。

夏ホウレンソウ栽培・調整における省力技術開発(令和2-6年度)
労働力不足対策としてホウレンソウの調整作業の効率化に主眼をおいた品種体系を確立します。

大玉トマト品種「麗月」の高品質生産技術の確立による産地競争力強化(令和3-8年度)
新品種「麗月」の適正な肥培管理方法を明らかとし、障害果の発生を抑制します。

畜産研究所

胚段階でのゲノム選抜法の実用化研究(令和2-6年度)
胚細胞の一部から効率的に遺伝能力を推定する技術を確立するとともに、優良胚を効率的に生産する技術を確立します。

水産研究所

渓流魚発眼卵・親魚放流効果実証研究(令和4-6年度)
発眼卵放流と親魚放流で生まれた魚の成長速度や生存率の調査および適正放流量の解明を目指します。

漁場条件に合わせたアユ放流種苗の生産に関する研究(令和2-6年度)
遡上の有無等漁場に合わせた放流種苗の生産技術の開発を行い、漁獲向上を目指します。

地域密着型研究課題

各試験研究機関で実施している地域密着型研究課題につきましては、課題一覧 [PDFファイル/142KB]をご覧ください。

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