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展示(4)荒尾南遺跡(大垣市荒尾町・桧町)
概要
荒尾南遺跡C地区全域は、自然堤防帯上に立地すると考えられ、弥生時代から古墳時代前期にかけて、方形周溝墓が墓制の中心である墓域でした。特に弥生時代中期には多くの方形周溝墓が造営されました。墳丘と主体部の関係を見てみると、主体部としての墓坑(ぼこう)を造った後、盛土している場合がほとんどでした。複数の主体部が見つかった方形周溝墓もあり、埋葬を繰り返しながら墳丘に盛土していったと考えられます。
荒尾南遺跡出土の遺物その1
荒尾南遺跡出土の遺物その2
遺物の紹介「木製品」
荒尾南荒尾南遺跡では、木製品が大量に出土しています。今回の展示では、農耕・土木作業に用いる鍬、なかでも直柄平鍬(なおえひらぐわ)に焦点を絞り、その製作過程を紹介しました。
直柄平鍬の製作工程