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展示(3)東野遺跡(坂祝町大針・黒岩)
概要
東野遺跡は、加茂野台地の東端に位置します。縄文時代から中世の集落跡、弥生時代末から古墳時代、近世の墓域を確認しました。集落跡からは竪穴建物、掘立柱建物、区画溝、墓域からは弥生時代末から古墳時代初頭の方形周溝墓や近世の墓坑(ぼこう)を確認しました。今回の調査と平成15・16 年度の調査から、縄文時代や古墳時代前期の集落は段丘の縁に南北に、弥生時代や古代の集落は遺跡の南部に、古墳時代後期の集落は遺跡の北と南にそれぞれまとまっていたことがわかりました。
東野遺跡出土の遺物
遺物の紹介「磨製石鏃」
東野遺跡では、竪穴建物から出土した磨製石鏃の加工痕跡から、製作過程が明らかとなりました。
磨製石鏃の製作過程
製作用工具として用いた石製品