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平成26年度アスベスト大気環境測定結果

アスベストによる大気汚染の現状を把握し、今後の対策の基礎資料とするため、平成26年9月から平成26年11月にかけて、アスベスト除去作業現場周辺におけるアスベスト濃度測定を行い、結果がまとまりましたのでお知らせします。
測定結果は、過去の測定結果及び全国の状況と比較して、問題となる濃度はありませんでした。

飛散性アスベストの除去作業現場において、環境省調査の最大値と比べて低い測定結果でした。また、WHO環境保健クライテリア(EHC53)によると、「都市における大気中の石綿濃度は、一般に1本以下〜10本/Lであり、それを上回る場合もある。」「一般環境においては、一般住民への石綿曝露による中皮腫及び肺がんのリスクは、検出できないほど低い。すなわち、実質的には、石綿のリスクはない。」と記述があることからも、問題はありません。

アスベスト(飛散性)除去作業現場周辺
測定場所 濃度【本/リットル】
事業所 各務原市 0.11本/リットル〜0.17本/リットル
公共施設 多治見市 0.056本/リットル未満

平成26年度環境省調査(解体作業現場10箇所):最大1.0

<参考>

  • 本表の濃度は、大気中の総繊維数の濃度を表す。
  • 測定方法は、環境省アスベストモニタリングマニュアル第4版(平成22年6月)による。
  • 原則として各対象施設の東西南北4箇所で4時間測定(1地点当たり4検体)
  • 大気汚染防止法においてはアスベスト除去作業現場周辺の濃度基準は定められていないが、アスベスト発生施設の敷地境界基準は10本/リットル以下とされている。