本文
木造聖観音立像[もくぞうしょうかんのんりゅうぞう](八幡神社)
分類 | 重要文化財 |
---|---|
指定別 | 県 |
所在地 | 高山市久々野町渚 |
所有者 | 八幡神社 |
指定年月日 | 昭和39年3月2日 |
- 檜材寄木造彫眼
- 像高:80.0cm台座の高さ:14.0cm
高山市久々野町から中山七里にかけて、古典仏像は少なく、特に藤原時代の仏像は見られない。
本像の造顕は藤原時代でこの広い谷に於いて珍しい存在といわなければならない。高山市久々野町渚の八幡神社本殿の神像として奉祀されてきたものである。永い年月を経て風化が進行し、像全体の着色が剥落し、所々に胡粉が残ってわずかに当時の面影をしのぶのみである。垂髻[すいけい]は低く、天冠台は薄い。肉髻朱[にくけいしゅ]は欠失している。顔は温顔であり眼は彫眼となっている。口角はやや上がっているが、彫りは高くない。右手は、施無畏印[せむいいん]を結び、左手に蓮華を持つ。
裏面に「旦那当村人奉修幅聖観音彫永亨八稔閏五月願主永順」の墨書がある。永亨8年(1463)は、室町時代でこの頃、この聖観音を修理したと思われる。