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木造大勢至菩薩立像[もくぞうだいせいしぼさつりゅうぞう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 郡上市白鳥町長滝中切 |
所有者 | 阿名院 |
指定年月日 | 昭和45年1月20日 |
- 檜材寄木造彫眼
- 像高:66.2cm面長:7.0cm面幅:7.2cm面奥:9.2cm
勢至菩薩立像は、来迎形式の阿弥陀三尊の右脇侍である。合掌して蓮華座に立っている。
彫眼の漆箔像で、銅製渡金の宝冠を戴き胸飾をつけている。宝冠、胸飾は、後補である。条帛[じょうはく]、裳[も]のひだは彫りが浅く、おとなしく表現されている。中尊、脇侍ともに表情がよく似ており、同一仏師の作と考えられる。制作年代は鎌倉後期から室町時代と推定される。