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木造円空作仏像[もくぞうえんくうさくぶつぞう](報恩寺)
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 大垣市綾野 |
所有者 | 報恩寺 |
指定年月日 | 昭和39年3月2日 |
- 檜材一木造彫眼
- 上段中央薬師如来:55.0cmその他:50.0cm〜70.0cmまで
報恩寺の円空仏は、薬師如来像と日光、月光菩薩の3躯と、十二神将の12躯の計15躯である。
円空仏として十二神将が完全に揃っているのは、県内では唯一報恩寺だけである。この十二神将の珍しいところは、皆、顎に髭をたくわえていることである。額の鳥や牛の十二支の顔も、説明的によく彫ってある。薬師三尊は、高山市丹生川町、郡上市美並町の作とよく似ており、円空仏独特の微笑をして魅力がある。