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銅製鰐口[どうせいわにぐち]元亀2年銘等
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 郡上市白鳥町石徹白祠山 |
所有者 | 大師講 |
指定年月日 | 昭和37年2月12日 |
上段
上:(1)田和宿鰐口
中央:(2)野瀬鰐口
下:(3)信長鰐口
下段
左:(4)無銘右:(5)勝家鰐口
石徹白大師堂に5口の鰐口が保存されている。もと、白山中居神社の所蔵であったが、明治4年神仏分離の際大師堂に移したものと伝えられる。
- 永正15年(1518)作の鰐口は、田和宿鰐口と称されているもので、面径17.5cm、厚さ5.2cmである。今は廃村になっている岐阜県と福井県との県境の田和宿で発掘された。
- 慶長10年(1605)作の野瀬鰐口は、鋳鉄製で面径27.5cm、厚さ8.0cmである。
- 元亀2年(1571)作の鰐口は信長鰐口と称されている。
面径36.0cm、厚さ10.0cmである。銘文は次のようである。
奉寄進御鰐口白山別山大行事権現御宝前元亀二辛未年六月吉日 - 無銘で面径が29.0cm、厚さが6.0cmである。
- 永正4年(1507)作鰐口は、勝家鰐口と呼ばれており、面径19.0cm、厚さ4.0cmである。