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能狂言装束類[のうきょうげんしょうぞくるい]本巣市
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 県 |
所在地 | 本巣市根尾能郷 |
所有者 | 白山神社 |
指定年月日 | 昭和36年6月19日 |
舞衣白地舞鶴文様
能郷に伝わる能狂言について、「新撰美濃志」に、むかしよりの伝来ありて、農人其のわざをよくす。村の名もそれによれりとぞ云々と記されている。白山神社に現存する装束類は、江戸時代のものが大多数である。その内訳は、縫箔[ぬいはく]1領、厚板[あついた]3領、舞衣[まいぎぬ]3領、狩衣[かりぎぬ]5領、法被[はっぴ]1領、素袍[すおう]1領、熨斗目[のしめ]1領、袴1腰、腰帯1本である。
この衣装類は現在は、4月13日に行われる祭礼に能狂言が奉納される際着用される。毎年用いられているが、割合に痛みが少なく、今日までこれだけのものが伝来しているのは珍しい。