本文
興福地遺跡扇
遺跡名
興福地遺跡
所在地
大垣市興福地町
時代
中世
種類
扇
出土状況
SE3(井戸)
SE3から出土した扇子(紙扇)の骨です。3本のみの出土で、2本は親骨、1本は中骨です。中骨の上端部には両面に判読はできませんでしたが6文字以上の墨痕があります。井戸の底からバラバラで出土し、1本には文字があることから、井戸を埋める祭りで斎串として使用したと考えています。樹種はトウヒ属で扇はヒノキやスギがほとんどであるので珍しい事例といえます。
中骨(中央)
長さ:28cm3mm
幅:1cm4mm
厚さ:4mm