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東濃信用金庫美濃加茂支店出前講座
東濃信用金庫美濃加茂支店での出前講座について
企業で働く現役世代の地域活動を支援する出前講座を開催しました!
平成26年9月3日(水曜日)に、東濃信用金庫美濃加茂支店様(美濃加茂市)のご協力により、従業員の皆さんを対象としてNPO法人とプロボノ、ボランティアの関わりや、実際に美濃加茂市で活動しているNPO活動について学ぶ出前講座を開催しました。
出前講座では約30人の従業員の皆さんにご参加いただき、基礎セミナーでは『「いきがいとやりがい市民が活躍できるボランティア活動」〜NPO・・・そしてソーシャルビジネス〜』と題して、特定非営利活動法人ぎふNPOセンター理事・事務局長の原美智子(はらみちこ)氏を講師として、まちづくり・地域づくりとしてのボランティア活動やNPO法人の現状と課題等について学びました。また、実践セミナーでは『美濃加茂市の抱えている課題』と題して、特定非営利活動法人花時計理事長の岸篤司(きしあつし)氏を講師にお招きして、介護予防、自立・生活支援活動やホンモロコ育成活動の取組状況についてご講話いただきました。
講師:原美智子氏 | 講師:岸篤司氏 | 講座の様子 |
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基礎セミナーの講師:原氏からは、
- ボランティアの心意気は自発性、公益性、無償性、創造性であり、始めるきっかけは欲求が満たされるという期待(利己的)でも良い。
- ボランティアの形には「とにかく何かしたい型」「奉仕型・慈善型」「助け合い型」「課題解決型」があるが、まちづくり・地域づくりとしてのボランティアとしては「課題解決型」が大切である。
- NPO法人としては、資金(調達スキル)不足・経営スキル不足、ガバナンス不足等の課題を抱えている。
- これからの地域を持続させるためには、企業や行政、市民も含めた地域総がかりで挑むべきである。
実践セミナーの講師:岸氏からは、
- 特定非営利活動法人花時計では、美濃加茂市が抱える地域課題の中で高齢者福祉と産業振興について活動している。
- 高齢者福祉活動においては、「健康長寿社会の実現」「介護保険給付額の抑制」を目的に、生涯を健康に過ごすための介護予防、自立・生活支援(例:健康麻雀、配食サービス、男の料理教室)を実施している。
- 産業振興活動においては、「魚の自給自足」「農村社会の活性化」を目的に、水田でお米と同時にホンモロコ(※)を育成し、地域で育てた安心安全な食材を提供している。
※ホンモロコ・・・琵琶湖に生息している魚で、琵琶湖の固有種のひとつ。川魚特有の臭みがなく、またカルシウムやリンを多く含むので成長発育期の子ども、高齢者に適している。
受講された皆さんからは、
- ボランティアの参加に対する意識が変わった。
- ボランティア・NPOについての理解が不足していたが、勉強になった。
- 改めて地域のボランティア等の活動に目を向けていきたいと思った。
- 生のNPO法人(花時計)の実態や活動内容について理解できた。
などの意見・感想がありました。