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ぎふのキノコ
きのこ類
岐阜県では、特用林産物の主要品目として、しいたけをはじめ、ぶなしめじ、なめこ、きくらげ、まいたけなど様々な種類のきのこ類が栽培されています。
※特用林産物とは
森林原野において産出されてきた林産物のうち、一般用材を除く品目の総称とされ、きのこ類をはじめ、たけのこやわらび、ふき、たらの芽、わさび、うど、山椒等の山菜類、くり、くるみ、とちの実等の樹実類、さかき、ひさかき、しきみ、ほお葉、桐材、こうぞ等の特用樹類、竹・木炭、薪など多岐にわたり、幅広い品目で構成されています。
しいたけ
しいたけは、生産量・生産者数が最も多く代表的なきのこ類です。 令和4年次の県内生産量は、生しいたけ2,254トン、乾しいたけ17.1トンです。 栽培方法は、コナラやクヌギをほだ木とし種菌を直接植え付け育てる「原木栽培」と、広葉樹材を細かく粉砕したおが粉やチップに栄養剤や水を加えブロック状に形成された菌床に種菌を入れハウス内で育てる「菌床栽培」の2つに大きく分けられます。
原木栽培は、白川町黒川地域や関市武儀地域を中心に産地が形成され、生産量は85トン※(R4)です。
菌床栽培は、大規模な生産量を誇る企業型栽培から家族経営で栽培に取組む生産者と幅広い生産規模の生産者が県内各地で栽培され、生産量は2,288トン※(R4)です。
※乾しいたけは生換算値を用いて算出
きくらげ
健康・自然食品志向の高まりから近年注目されており、県内での生産者数も増加傾向にあります。
岐阜県では、160トン※(R4)生産されています。
※乾きくらげ類は生換算値を用いて算出
なめこ
飛騨高山の広葉樹を菌床原料として利用し育てられる「飛騨なめこ」のほか、林内にて原木栽培にて取り組まれるなど様々な環境で栽培されています。
生産量は、463トン(R4)です。
ぶなしめじ
県内ではしいたけに次ぐ生産量を誇るぶなしめじ。空調にて周年通じて栽培されており、生産量は、865トン(R4)です。
まいたけ
長良川の豊かな自然と水によって育てられ、普通よりも大株で、歯ごたえがありきのこ類でも人気な品目の一つです。傘は一般的に茶色ですが、白色も栽培されています。生産量は、79トン(R4)です。