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岐阜県道路施設維持管理指針
岐阜県は、飛騨地域に標高3,000メートルを越える山々が連なる一方、美濃地域の濃尾平野に木曽三川が流れるなど自然に恵まれた地形で、標高差や気候の差が激しいなど厳しい地勢の中、県民生活の向上に必要な道路施設の整備に取り組んできました。
2021(令和3)年4月現在で県が管理する道路は、道路延長約4,200km、橋梁約4,700橋、トンネル約180箇所と、全国でもトップクラスの道路施設を管理していますが、これらの施設は多くが高度経済成長期以降に建設されたことから、今後、急速に高齢化が進行するため、老朽化対策も含めたきめ細やかな維持管理を行っていくことが必要とされています。
しかし、その必要性が認識される一方、補修や更新に要する費用はますます増大することが予想され、少子高齢化による社会保障費の増加等も勘案すると、今後、予算状況は厳しさが増していくほか、これに加えて、2013(平成25)年度の道路法改正により、道路管理者は施設の点検を行うべきことが明確化されています。
このような背景から、2014(平成26)年、県民が安全に利用出来る道路環境の確保、きめ細やかな対策を行うため、道路管理者が実施すべき施設の維持管理の水準と目指すべき姿などを示した「岐阜県道路施設維持管理指針」を策定しました。
本指針は、2014(平成26)年に県⺠が安全に利⽤できる道路環境の確保、きめ細やかな対策を⾏うため、道路管理者が実施すべき施設の維持管理の⽔準と⽬指すべき姿を⽰したものです。
その後、道路施設を取り巻く環境の変化などを踏まえ、「清流の国ぎふ」創⽣総合戦略や岐⾩県強靭化計画が改定されたこと、岐⾩県DX 推進計画や岐⾩県SDGs未来都市計画などとの整合性を図るため、ここに指針を⾒直すものとします。
岐阜県道路施設維持管理指針
令和5年7月改訂版