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冬頭山崎1・2号古墳
所在地
高山市冬頭町(たかやましふいとうちょう)
地図<外部リンク>
時代
古墳時代
中世の城跡から発見された古墳
発掘状況
高山盆地北西の中山丘陵上に立地します。頂上に本曲輪と考えられる平坦地をつくり、尾根づたいに小規模な削平地を築いて防御施設とした中世の山城の様子がわかりました。また、調査中に丘陵中腹で古墳が2基とそれに関わる石組み遺構や横穴墓が1基みつかりました。
冬頭山崎1号古墳
側壁の中央がふくらむ胴張りの玄室を持つ横穴式石室です。6世紀末から7世紀初頭の須恵器が出土しました。
冬頭山崎2号古墳
床面や側壁の一面に板状の石材を使用した竪穴式石かくです。5世紀末と考えられる遺物が出土しました。
冬頭山崎2号古墳の副葬品
半球状金銅製品で飾られた鉄剣と鉄族、弓の一部が出土しました。
遺物出土状況実測図
刀装具(とうそうぐ)復元想像図