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株式会社岐阜放送出前講座
株式会社岐阜放送での出前講座について
企業で働く現役世代の地域デビューを応援する出前講座を開催しました!
平成26年3月6日(木曜日)に、株式会社岐阜放送様(岐阜市)のご協力により、従業員の皆さんを対象として防災に関する出前講座を開催しました。
講座では約20人の皆さんにご参加いただき、防災士の西田重成(にしだしげなり)氏を講師にお招きして「企業の防災は家庭から・・・~災害時、マスコミの地域貢献のあり方を考える~」と題して講話いただきました。
講座の様子 |
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講座では、BCPに関する知識、企業防災や災害時の地域貢献としてできること、家庭防災の必要性について学びました。
講師の西田氏からは、
- 災害時に考慮すべき事項として、行政の備蓄は地域住民に対してだけで、かつ100%ではない。CSRの視点からも地域住民の救済分を考慮して備蓄することを検討する。また、パニックを抑制し、数日間は行政に依存しなくても過ごせることが企業防災における重要な点である。→地域貢献・地域との共生が重要(内閣府BCPガイドラインより)
- 事業継続のための重要な戦略的テーマであるBCP導入は不可避である。
- ぎふチャンとしてできる災害時の地域貢献とは、パニックの起因となる心配・不安を、きめ細かな情報提供で取り除くことである。
(余震情報・密集情報・渋滞情報・列車運行情報・避難所情報等の提供、備蓄品・一時避難所の提供等) - 家庭での地震対策として必ず実施すべきことは、家の耐震・家具の固定・シェイクアウトの3つである。
- 災害時に一番必要なものは非常用トイレセットである。
- 企業防災とは「社員」という財産と「会社」という事業を守るため、速やかに復旧ビジネスを継続していくことであり、そのためにも家庭防災は重要である。また、企業のBCP強化は企業の信頼力強化でもあり、企業価値の維持・向上につながる。
などの講話をされました。
受講された皆さんからは、
- 改めて災害時への備えについて考える良いきっかけとなった。
- 地震に対する意識が強くなった。
- CSRとしての視点、地元放送局としての役目、期待されることを再認識できた。
- BCPの重要性、またBCM、BCMSの実行がBCPの作成以上に必要であると感じた。
- 災害時の早い復興には、個人の自宅とともに企業の操業再開が不可欠であり、特にマスコミの流す情報の質は非常に重要であることが理解できた。
- 企業及び家庭において、人・命を第一に行動をとる大切さ、現実に行動ができるのか不安であるが、いろいろと考える時間で事故のあり方も見直したいと思う。
などの意見・感想がありました。