本文
鰐口[わにぐち]正応2年銘 1口
分類 | 重要文化財 |
---|---|
指定別 | 県 |
所在地 | 高山市春日町 |
所有者 | 大隆寺 |
指定年月日 | 昭和46年9月14日 |
由緒書によれば、文化元年(1804)春、阿多野郷甲(かぶと)村の民長八なる者が土中石の下から掘り出した鰐口を高山の医師野口養安ほか有志16人が買い取り、大隆寺へ寄進したという。
鰐口は鋳銅製で、面径17.4cm、厚さ4.5cm、目の突出1.0cm、丸鋳造で2耳は表面より、穿孔、面反り1.1cm。面は表裏とも圏内に八葉蓮華座の撞座を鋳出し、その外方に2条紐により2重の円圏を形成し、表面外圏上部から右へ刻銘をめぐらしている。