生活環境項目（平成17年度）

河川における生活環境項目の環境基準適合状況（平成17年度）

環境基準適合率

　生活環境の保全に関する項目についての環境基準は、河川の利用目的、水質汚濁の状況等により、各水域ごとに水域類型を指定し、AAからEまでの6段階の類型ごとに、pH（水素イオン濃度）、DO（溶存酸素量）、BOD（生物化学的酸素要求量）、SS（浮遊物質量）及び大腸菌群数の5項目について、基準値が定められています。なお、岐阜県の水域の類型はAAからDの5段階で、E類型が指定されている水域はありません。
平成17年度までに水域類型を指定している木曽川等7本川44支川を中心に、河川においては122地点で水質測定を実施しました。このうち、水域類型を指定している水域の102地点におけるBOD等5項目延べ5,577項目の環境基準適合率は、下表のとおり全体の84.5％となっており、平成16年度より0.1ポイント下がりました。

平成17年度生活環境項目の水域類型別環境基準適合状況（河川）

備考）
1県地球環境課調べ
2（）は全国河川の適合率

環境基準達成率

　BODの達成率は、環境基準地点ごとに75％評価（年間を通じた日間平均値の全データのうち、75％以上のデータが基準値を満足するか否かによる評価）で判定しますが、下表のとおり、平成17年度におけるBODの達成率は93％で、平成16年度の全国河川の達成率90％を上回っています。

水域類型別の環境基準（BOD75%値）の達成率

水域別の環境基準（BOD75%値）の達成状況

備考）
1県地球環境課調べ
2未達成水域中の（）は類型及び総測定日数に対する環境基準に適合しない日数を示す。