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商業統計調査速報(要旨)2007
平成19年商業統計調査結果速報(要旨)
1概況
〜小売業の年間商品販売額は平成9年調査以来の増加〜
- 平成19年6月1日現在で実施した商業統計調査における、事業所数は27千事業所で前回(平成16年)比7.6%減、従業者数は177千人で前回比3.0%減、年間商品販売額は4兆7616億円で前回比3.2%減と減少した。
小売業の従業者数は前回比0.1%増、年間商品販売額は前回比0.9%増と増加した。年間商品販売額は平成9年調査以来の増加となった。(図-1)
〜国全体でも年間商品販売額は増加〜
- 国全体では、事業所数は前回比8.8%減、従業者数前回比3.7%減と減少したが、年間商品販売額は卸売・小売業共に増加(前回比1.2%増)に転じ、平成3年調査以来の増加となった。(図-1)
しかし、小売業の年間商品販売額が増加したのは20都道府県であり、27都道府県では減少している。(図-2)
〜小売業の売場面積は増加〜
- 小売業の売場面積は293万m2で、前回調査(平成16年)279万m2から5.2%増加した。これを1事業所当たりでとらえると、152m2から173m2に増加(前回比13.8%増)した。事業所数が1375事業所(売場面積が0m2の事業所は除外。)減少しているにもかかわらず、売場面積は増加している。(図-3)
〜卸売業・小売業別にみた特徴的な年間商品販売額〜
[卸売業]
- 繊維・衣服等卸売業
年間商品販売額は全国第6位である。特に岐阜圏域において卸売業に占める割合が多く、25.0%を占める。しかし、平成6年調査以来、年間商品販売額の減少が続いている。(表-8)[Excelファイル/78KB] - 家具・建具・じゅう器等卸売業
年間商品販売額は全国第10位である。特に東濃圏域において卸売業に占める割合が多く、25.1%を占める。しかし、平成6年調査以来、年間商品販売額の減少が続いている。(表-8)[Excelファイル/78KB] - 再生資源卸売業
年間商品販売額が前回(平成16年)比71.1%増加した。これは、事業所が取り扱う金属関連の単価高騰が要因と思われる。(表-5)[Excelファイル/50KB]
[小売業]
- 百貨店・総合スーパー
前回調査(平成16年)と比べて7事業所が廃業し、5事業所が新規に出店している。2事業所の減少により、年間商品販売額は減少した。(表-5)[Excelファイル/50KB] - 男子服、婦人・子供服、靴・履物各小売業
婦人・子供服小売業の事業所数は増加した。男子服、靴・履物小売業の事業所数は、廃業により減少した。年間商品販売額は、大型商業施設への新規出店などにより前回調査(平成16年)と比べて増加した。(表-5)[Excelファイル/50KB] - コンビニエンスストア(その他の飲食料品小売業)
事業所数は693事業所と前回調査(平成16年)655事業所と比べて38事業所増えた。平成16年調査では、前々回調査(平成14年)681事業所より減少したが、今回の調査では、平成14年調査より事業所数が12事業所増加した。終日営業の割合が前回調査82.4%から88.9%まで増えた。
年間商品販売額は、初めて1000億円を超えた。(表-10)[Excelファイル/36KB] - 自動車小売業
年間商品販売額は全国第12位である。年間商品販売額は、事業所数が廃業により減少し、前回調査より減少した。(表-5)[Excelファイル/50KB] - 燃料小売業
年間商品販売額は全国第15位である。前回調査(平成16年)より18.7%増加しているが、ガソリン(レギュラー)の一般小売価格が113円/リットルから139円/リットルと23.0%値上げしたことが要因と思われる。(表-5)[Excelファイル/50KB]