岐阜県鉱工業指数月報201006

岐阜県鉱工業指数（平成22年6月分）

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生産指数〜前月比2.1％の上昇〜

1．概況

　平成22年6月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、化学工業、情報通信機械工業等が低下したものの、一般機械工業、輸送機械工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は2.1％増と3カ月ぶりに上昇した。また、出荷指数も5.4％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫指数は8.8％減と低下に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は17.4％増となり、7カ月連続で前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、橋りょう、スチール又はステンレスシャッター等が減少したものの、ボルト・ナット、アルミサッシ等が増加したため、4.4％増と3カ月ぶりに上昇した。また、出荷は2.2％増、在庫は9.0％増と、ともに3カ月ぶりに上昇した。
機械工業の生産は、携帯電話、電子回路基板等が減少したものの、研削盤、乗用車ボデー等が増加したため、6.7％増と増加に転じた。また、出荷は11.6％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は4.5％減と4カ月ぶりに低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、生コンクリート、基板（白基板）等が減少したものの、タイル（陶磁器製タイル）、プレストレストコンクリート製品等が増加したため、0.8％増と上昇に転じた。また、出荷は3.0％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は0.9％増と前月に引き続き上昇した。
化学工業の生産は、活性炭が上昇したものの、医薬品、メラミン樹脂等が減少したため、6.3％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は1.2％増と上昇に転じ、在庫は3.6％減と低下に転じた。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルム、パイプ等が減少したものの、プラスチック製容器、ホース（プラスチック製）等が増加したため、2.2％増と5カ月ぶりに上昇した。また、出荷は3.2％増と上昇に転じ、在庫は0.5％増と3カ月ぶり上昇した。