岐阜県鉱工業指数月報201005

岐阜県鉱工業指数（平成22年5月分）

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生産指数〜前月比5.4％の低下〜

1．概況

　平成22年5月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、情報通信機械工業、電気機械工業等が上昇したものの、輸送機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は5.4％減と前月に引き続き低下した。また、出荷指数は7.3％減と前月に引き続きに低下し、在庫指数は0.6％増と上昇に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は19.5％増となり、6カ月連続で前年を上回った。

>2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、橋りょう、鉄骨等が増加したものの、ボルト・ナット、軽金属板製品（産業用品）等が減少したため、6.5％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は7.5％減、在庫は14.3％減と、ともに前月に引き続き低下した。
機械工業の生産は、携帯電話、旋盤等が増加したものの、乗用車ボデー、研削盤等が減少したため、3.1％減と12カ月ぶりに低下した。また、出荷は6.9％減と前月に引き続き低下し、在庫は11.7％増と3カ月連続で上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、研削砥石等が増加したものの、陶磁器製台所用食卓用品、気泡コンクリート製品等が減少したため、1.4％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷は9.1％減と前月に引き続き低下し、在庫は0.8％増と3カ月ぶりに上昇した。
化学工業の生産は、無水酢酸、メラミン樹脂等が増加したものの、触媒（自動車排気ガス浄化用）等が減少したため、9.2％減と低下に転じた。また、出荷も14.7％減と低下に転じ、在庫は5.3％増と増加に転じた。
プラスチック製品工業の生産は、パイプ、プラスチック製継手等が増加したものの、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製容器等が減少したため、6.9％減と4カ月連続で低下した。また、出荷は6.0％減と3カ月ぶりに低下し、在庫は0.7％減と前月に引き続き低下した。

(注)化学工業のうち医薬品の前月値については、平成22年2月並に仮置いたまま遡及改定していない。