岐阜県鉱工業指数月報201002

岐阜県鉱工業指数（平成22年2月分）

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生産指数〜6カ月ぶりに低下〜

1．概況

　平成22年2月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、一般機械工業、情報通信機械工業等が上昇したものの、窯業・土石製品工業、電子部品・デバイス工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は0.4％減と6カ月ぶりに低下した。また、出荷指数は1.1％増と上昇に転じ、在庫指数は1.8％増と前月に引き続き上昇した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は22.5％増となり、3カ月連続で前年を上回った。

季節調整済指数...季節的、社会制度による1年を周期として繰り返される変動を取り除いて指数化したもの
原指数...調査によって得られた数値をそのまま指数化したもの

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、軽金属板製品（産業用品）、超硬チップ等が増加したものの、橋りょう、アルミサッシ等が減少したため、1.4％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は2.4％減、在庫は5.7％減と、ともに前月に引き続き低下した。
機械工業の生産は、電子回路基板、二輪自動車部品等が減少したものの、金型、換気扇等が増加したため、3.2％増と9カ月連続で上昇した。また、出荷は5．2％増と上昇に転じ、在庫は2.5％減と前月に引き続き低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製台所用食卓用品、耐火れんが（不定形耐火物を除く）等が増加したものの、触媒担体・セラミックフィルタ、特殊炭素製品等が減少したため、6.9％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷も2.8％減と3カ月ぶりに低下し、在庫は1.1％増と上昇に転じた。
化学工業の生産は、メラミン樹脂が増加したものの、医薬品、無水酢酸等が減少したため、3.1％減と前月に引き続き低下した。また、出荷も4.3％減と前月に引き続き低下し、在庫は6.4％増と前月に
引き続き増加した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製容器、発泡プラスチック製品等が増加したものの、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製フィルム等が減少したため、0.4％減と4カ月ぶりに低下した。また、出荷も3.9％減と4カ月ぶりに低下し、在庫は1.6％増と5カ月ぶりに増加した。