岐阜県鉱工業指数月報200911

岐阜県鉱工業指数（平成21年11月分）

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生産指数〜前月比0.6％の上昇〜

1．概況

　平成21年11月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、電子部品・デバイス工業、金属製品工業等が低下したものの、化学工業、輸送機械工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は0.6％増と3カ月連続で上昇した。また、出荷指数も2.4％増と3カ月連続で上昇し、在庫指数は0.3％減と前月に引き続き低下した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は7.3％減となり、16カ月連続で前年を下回った。

季節調整済指数...季節的、社会制度による1年を周期として繰り返される変動を取り除いて指数化したもの
原指数...調査によって得られた数値をそのまま指数化したもの

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、ボルト・ナット、軽金属板製品（産業用品）等が増加したものの、スチール又はステンレスシャッター、橋りょう等が減少したため、4.6％減と低下に転じた。また、出荷は4.4％減、在庫は11.7％減と、ともに低下に転じた。
　機械工業の生産は、電子回路基板、金型等が減少したものの、乗用車ボデー、携帯電話等が増加したため、1.6％増と6カ月連続で上昇した。また、出荷は4.6％増と前月に引き続き上昇し、在庫は
2.8％減と低下に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、特殊炭素製品、遠心力鉄筋コンクリート製品等が増加したものの、触媒担体・セラミックフィルタ、タイル（陶磁器製タイル）等が減少したため、0.1％減と前月に引き続き
低下した。また、出荷は1.3％減、在庫は0.9％減と、ともに前月に引き続き低下した。
化学工業の生産は、無水酢酸、触媒（自動車排気ガス浄化用）等が減少したものの、医薬品が増加したため、24.9％増と3カ月連続で上昇した。また、出荷も24.7％増と3カ月連続で上昇し、在庫は7.8％減と前月に引き続き低下した。
　プラスチック製品工業の生産は、ホース(プラスチック製)、プラスチック製継手等が減少したものの、プラスチック製フィルム、プラスチック製機械器具部品等が増加したため、2.2％増と上昇に転じた。また、出荷も2.5％増と上昇に転じ、在庫は0.7％減と前月に引き続き低下した。