岐阜県鉱工業指数月報200903

岐阜県鉱工業指数（平成21年3月分）

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生産指数前月比3.9％の低下

1．概況

　平成21年3月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、情報通信機械工業、電子部品・デバイス工業等が上昇したものの、化学工業、輸送機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は3.9％減と6カ月連続で低下した。また、出荷指数も0.1％減と6カ月連続で低下し、在庫指数は16.2％減と前月に引き続き低下した。
　なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は32.3％減となり、8カ月連続で前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、アルミサッシ、スチール又はステンレスシャッター等が減少したものの、ボルト・ナット、軽金属板製品(産業用品)等が増加したため、2.6％増と6カ月ぶりに上昇した。また、出荷も3.9％増と6カ月ぶりに上昇し、在庫は5.6％減と3カ月連続で低下した。
　機械工業の生産は、金型、超硬工具(超硬チップを除く)等が減少したものの、研削盤、携帯電話等が増加したため､0.3％増と5カ月ぶりに上昇した。また、出荷は4.7％増と6カ月ぶりに上昇し、在庫は21.5％減と前月に引き続き低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、ガラス製品(容器類)、セメント等が増加したものの、タイル(陶磁器製タイル）、触媒担体・セラミックフィルタ等が減少したため、6.8％減と前月に引き続き低下した。また、出荷も0.6％減と前月に引き続き低下し、在庫は7.6％減と3カ月連続で低下した。
化学工業の生産は、活性炭、炭酸ガスが増加したものの、医薬品、触媒(自動車排気ガス浄化用)等が減少したため、15.3％減と4カ月ぶりに低下した。また、出荷も12.2％減と4カ月ぶりに低下し、在庫は21.4％減と前月に引き続き低下した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製容器、プラスチック製機械器具部品等が増加したものの、プラスチック製フィルム、日用品・雑貨プラスチック製品等が減少したため、4.1％減と7カ月連続で低下した。また、出荷は3.6％減と5カ月連続で低下し、在庫は15.8％減と前月に引き続き低下した。