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岐阜県鉱工業指数年報2009
平成21年岐阜県鉱工業指数(平成17年基準)
- 岐阜県鉱工業指数の概要[PDFファイル/417KB]
- 岐阜県鉱工業指数作成の概要
- 表-1業種別生産・出荷・在庫指数の前年比[Excelファイル/97KB]
- 表-2主要業種の四半期別生産・出荷・在庫指数(季節調整済)と前期比[Excelファイル/48KB]
- 統計表生産・出荷・在庫・財別指数(原指数・季節調整済)[Excelファイル/241KB]
1概況
...生産指数前年比24.7%の低下...
出荷指数前年比25.7%の低下
在庫指数前年比8.5%の低下
平成21年1年間の生産指数は、化学工業が上昇したものの、一般機械工業、輸送機械工業等が低下したため、前年比24.7%の低下となった。また、出荷指数は、一般機械工業、輸送機械工業等が低下したため25.7%の低下となり、在庫指数は、窯業・土石製品工業、化学工業等が低下したため8.5%の低下となった。
(図−1)
区分 | 生産 | 出荷 | 在庫 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
指数 | 前年比(%) | 指数 | 前年比(%) | 指数 | 前年比(%) | |
平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 |
96.8 100.0 107.5 110.8 106.0 79.8 |
− 3.3% 7.5% 3.1% △4.3% △24.7% |
97.7 100.0 107.7 110.0 107.0 79.5 |
− 2.4% 7.7% 2.1% △2.7% △25.7% |
99.8 103.8 108.7 111.3 119.9 109.7 |
− 4.0% 4.7% 2.4% 7.7% △8.5% |
注:年指数の値は、生産及び出荷指数は月指数の平均値、在庫指数は年末値による。
2主要業種別生産指数の前年比
主要10業種※の生産指数を業種別に前年と比べると、上昇したのは、化学工業(前年比4.7%)1業種となった。
一方、低下したのは、一般機械工業(同△49.0%)、電子部品・デバイス工業(同△34.9%)、輸送機械工業(同△33.6%)、窯業・土石製品工業(同△22.1%)、電気機械工業(同△19.9%)、金属製品工業(同△18.7%)、繊維工業(同△18.4%)、プラスチック製品工業(同△11.6%)、パルプ・紙・紙加工品工業(同△10.0%)の9業種となった。
(図−2、表−1[Excelファイル/97KB])
3全国、中部との生産指数の比較
平成21年の全国における生産指数は、前年比21.9%の低下であった。また、中部においては25.4%の低下であった。
区分 | 岐阜県 | 全国 | 中部 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
生産指数 | 前年比(%) | 生産指数 | 前年比(%) | 生産指数 | 前年比(%) | |
平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 |
96.8 100.0 107.5 110.8 106.0 79.8 |
− 3.3% 7.5% 3.1% △4.3% △24.7% |
98.7 100.0 104.5 107.4 103.8 81.1 |
− 1.3% 4.5% 2.8% △3.4% △21.9% |
95.8 100.0 107.7 111.0 105.5 78.7 |
− 4.4% 7.7% 3.1% △5.0% △25.4% |
※「中部」とは、中部経済産業局管内5県(愛知、三重、石川、富山、岐阜)
※資料:経済産業省、中部経済産業局
平成21年岐阜県鉱工業指数の詳細について
1鉱工業指数の四半期推移
平成21年の生産指数を四半期ごとにみると、第1四半期は前期比20.1%の低下、第2四半期は1.8%の低下、第3四半期は3.8%の上昇、第4四半期は8.5%の上昇となり、第2四半期まで大幅に低下し、その後上昇に転じた。
また、出荷指数も生産指数と同様に、第2四半期まで大幅に低下し、その後上昇に転じた。
一方、在庫指数は第2四半期まで低下し、その後横ばい傾向であった。
(図−3、表−2[Excelファイル/48KB])
2主要業種別指数の動向
(1)金属製品工業
- 生産指数は、橋りょう等が増加したものの、ボルト・ナット、超硬チップ等が減少したため、前年比18.7%の低下となった。
- 出荷指数は、ボルト・ナット、ばね等が減少したため、前年比16.6%の低下となった。
- 在庫指数は、超硬チップ、ばね等が減少したため、前年比14.9%の低下となった。
(図−4、表−1[Excelファイル/97KB])
(2)機械工業
- 生産指数は、一般機械工業、輸送機械工業等が低下したため、前年比38.0%の低下となった。
- 出荷指数は、一般機械工業、輸送機械工業等が低下したため、前年比36.7%の低下となった。
- 在庫指数は、前年比11.1%の低下となった。
(図−5、表−1[Excelファイル/97KB])
(2)−ア一般機械工業
- 生産指数は、油圧機器、旋盤等が減少したため、前年比49.0%の低下となった。
- 出荷指数は、超硬工具(超硬チップを除く)、旋盤等が減少したため、前年比47.7%の低下となった。
(図−6、表−1[Excelファイル/97KB])
(2)−イ電気機械工業
- 生産指数は、非標準三相誘導電動機(70W以上)、単相誘導電動機等が減少したため、前年比19.9%の低下となった。
- 出荷指数は、単相誘導電動機、開閉制御装置等が減少したため、前年比18.9%の低下となった。
(図−7、表−1[Excelファイル/97KB])
(2)−ウ電子部品・デバイス工業
- 生産指数は、電子回路基板、半導体集積回路等が減少したため、前年比34.9%の低下となった。
- 出荷指数は、電子回路基板、半導体集積回路等が減少したため、前年比33.9%の低下となった。
(図−8、表−1[Excelファイル/97KB])
(2)−エ輸送機械工業
- 生産指数は、乗用車ボデー、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)等が減少したため、前年比33.6%の低下となった。
- 出荷指数は、乗用車ボデー、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)等が減少したため、前年比34.3%の低下となった。
(図−9、表−1[Excelファイル/97KB])
(3)窯業・土石製品工業
- 生産指数は、タイル(陶磁器製タイル)、触媒担体・セラミックフィルタ等が減少したため、前年比22.1%の低下となった。
- 出荷指数は、生石灰、タイル(陶磁器製タイル)等が減少したため、前年比19.6%の低下となった。
- 在庫指数は、タイル(陶磁器製タイル)、陶磁器製台所用食卓用品等が減少したため、前年比24.7%の低下となった。
(図−10、表−1[Excelファイル/97KB])
(4)化学工業
- 生産指数は、触媒(自動車排気ガス浄化用)、活性炭等が減少したものの、医薬品、無水酢酸が増加したため、前年比4.7%の上昇となった。
- 出荷指数は、医薬品、無水酢酸が増加したため、前年比2.0%の上昇となった。
- 在庫指数は、活性炭、触媒(自動車排気ガス浄化用)等が減少したため、前年比14.6%の低下となった。
(図−11、表−1[Excelファイル/97KB])
(5)プラスチック製品工業
- 生産指数は、発泡プラスチック製品等が増加したものの、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製フィルム等が減少したため、前年比11.6%の低下となった。
- 出荷指数は、プラスチック製機械器具部品、ホース(プラスチック製)等が減少したため、前年比11.7%の低下となった。
- 在庫指数は、プラスチック製フィルム、プラスチック製継手等が減少したため、前年比17.6%の低下となった。
(図−12、表−1[Excelファイル/97KB])
(6)パルプ・紙・紙加工品工業
- 生産指数は、情報用紙、段ボール等が減少したため、前年比10.0%の低下となった。
- 出荷指数は、段ボール、雑種紙等が減少したため、前年比8.7%の低下となった。
- 在庫指数は、情報用紙、雑種紙等が減少したため、前年比8.7%の低下となった。
(図−13、表−1[Excelファイル/97KB])
(7)繊維工業
- 生産指数は、毛織物染色整理、ニット生地染色整理等が減少したため、前年比18.4%の低下となった。
- 出荷指数は、不織布、合成繊維織物染色整理等が減少したため、前年比17.2%の低下となった。
- 在庫指数は、不織布、毛織物等が減少したため、前年比15.1%の低下となった。
(図−14、表−1[Excelファイル/97KB])