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岐阜県鉱工業指数月報200811
岐阜県鉱工業指数(平成20年11月分)
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生産指数前月比13.9%の低下
1.概況
平成20年11月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、精密機械工業、木材・木製品工業等が上昇したものの、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は13.9%減と前月に引き続き低下した。また、出荷指数も15.2%減と前月に引き続き低下し、在庫指数は3.3%増と3カ月ぶりに上昇した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は19.3%減となり、4カ月連続で前年を下回った。
2.主要業種の動向
主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、軽金属板製品(産業用品)、鉄管継手等が増加したものの、ボルト・ナット、アルミサッシ等が減少したため、10.7%減と前月に引き続き低下した。また、出荷も11.8%減と前月に引き続き低下し、在庫は横ばいだった。
機械工業の生産は、金型、はん用ディーゼル機関(100PS以上500PS未満)が増加したものの、電子回路基板、乗用車ボデー等が減少したため、19.6%減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷は20.9%減と前月に引き続き低下し、在庫は0.7%減と低下に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、触媒担体・セラミックフィルタ、構造材(対摩耗・対食材)等が増加したものの、生コンクリート、研削砥石等が減少したため、6.1%減と前月に引き続き低下した。
また、出荷は9.8%減と3カ月ぶりに低下し、在庫は1.0%減と3カ月連続で減少した。
化学工業の生産は、不飽和ポリエステル樹脂が横ばいであったものの、医薬品、メラミン樹脂等が減少したため、5.4%減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷も8.9%減と3カ月ぶりに低下し、在庫は5.4%増と上昇に転じた。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製シート、発泡プラスチック製品等が増加したものの、プラスチック製機械器具部品、ホース(プラスチック製)等が減少したため、7.7%減と3カ月連続で低下した。また、出荷も6.7%減と低下に転じ、在庫は0.9%増と前月に引き続き増加した。