岐阜県鉱工業指数月報200808

岐阜県鉱工業指数（平成20年8月分）

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生産指数前月比5.7％の低下

1．概況

　平成20年8月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、一般機械工業、プラスチック製品工業等が上昇したものの、輸送機械工業、金属製品工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は
5.7％減と低下に転じた。また、出荷指数も8.2％減と低下に転じ、在庫指数は3.1％増と5カ月連続で上昇した。
　なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は6.8％減となり、4カ月連続で前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、超硬チップ、軽金属板製品（産業用品）等が増加したものの、ボルト・ナット、アルミサッシ等が減少したため、10.0％減と低下に転じた。また、出荷も9.6％減と低下に転じ、在庫は3.1％増と4カ月ぶりに上昇した。
　機械工業の生産は、研削盤、デジタルカメラ等が増加したものの、携帯電話、乗用車ボデー等が減少したため、6.1％減と低下に転じた。また、出荷も7.2％減と低下に転じ、在庫は4.8％増と前月に引き続き上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、耐火煉瓦、生石灰等が増加したものの、陶磁器製タイル、ガラス製品（容器類）等が減少したため、5.3％減と低下に転じた。また、出荷も15.9％減と低下に転じ、在庫は横ばいとなった。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製継手等が減少したものの、プラスチック製フィルム、プラスチック製容器等が増加したため、1.9％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は2.6％減と低下に転じ、在庫は0.4％増と4カ月ぶりに上昇した。
繊維工業の生産は、羽毛・羽根ふとん、綿糸等が増加したものの、不織布、毛織物等が減少したため、7.6％減と3カ月連続で低下した。また、出荷も8.4％減と前月に引き続き低下し、在庫も1.1％減と
4カ月ぶりに低下した。