岐阜県鉱工業指数月報200805

岐阜県鉱工業指数（平成20年5月分）

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生産指数前月比1.0％の上昇

1．概況

　平成20年5月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、窯業・土石製品工業、化学工業等が低下したものの、輸送機械工業、電気機械工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は1.0％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷指数も2.8％増と前月に引き続き上昇し、在庫指数も1.4％増と前月に引き続き上昇した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は3.1％減となり、2カ月ぶりに前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、スチール又はステンレスシャッター、作業工具等が減少したものの、ボルト・ナット、はさみ等が増加したため、3.6％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も7.4％増と前月に引き続き上昇し、在庫は2.8％減と4カ月ぶりに低下した。
機械工業の生産は、印刷機械、給排水栓類（便器洗浄弁・ボールタップを含む）等が減少したものの、懸架制動装置部品（ショックアブソーバ）、乗用車ボデー等が増加したため、3.7％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も5.9％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫も6.1％増と4カ月ぶりに上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、セメント、陶磁器製電気用品等が増加したものの、ファインセラミックス、陶磁器製タイル等が減少したため、7.3％減と前月に引き続き低下した。また、出荷も6.1％減と低下に転じ、在庫は2.1％増と3カ月連続で上昇した。
プラスチック製品工業の生産は、発泡プラスチック製品、プラスチック製機械器具部品等が増加したものの、プラスチック製フィルム、日用品・雑貨プラスチック製品等が減少したため、0.3％減と3カ月連続で低下した。また、出荷は7.0％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は5.9％減と低下に転じた。
繊維工業の生産は、ニット生地染色整理、不織布等が減少したものの、ニット製靴下、合成繊維織物染色整理等が増加したため、2.5％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は0.2％減と3カ月連続で低下し、在庫は2.4％増と7カ月ぶりに上昇した。