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岐阜県鉱工業指数月報200710
岐阜県鉱工業指数(平成19年10月分)
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生産指数前月比3.6%の上昇
1.概況
平成19年10月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、精密機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業等が低下したものの、輸送機械工業、金属製品工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は3.6%増と3カ月ぶりに上昇した。また、出荷指数は5.8%増と4カ月ぶりに上昇し、在庫指数は2.4%減と前月に引き続き低下した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は3.6%増となり、2カ月ぶりに前年を上回った。
2.主要業種の動向
主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、スチール又はステンレスシャッター、石油温風暖房機等が減少したものの、ボルト・ナット、超硬チップ等が増加したため、9.4%増と上昇に転じた。また、出荷は9.7%増と上昇に転じ、在庫は1.5%増と前月に引き続き上昇した。
機械工業の生産は、デジタルカメラ、研削盤等が減少したものの、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)、乗用車ボデー等が増加したため、5.2%増と上昇に転じた。また、出荷は0.3%増と5カ月ぶりに上昇し、在庫は6.6%減と4カ月ぶりに低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製電気用品、遠心力鉄筋コンクリート製品等が減少したものの、陶磁器製タイル、石工品等が増加したため、3.2%増と3カ月ぶりに上昇した。また、出荷は22.1%増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は0.7%減と6カ月ぶりに低下した。
プラスチック製品工業の生産は、その他のディスクレコード(プラスチック製)、発泡プラスチック製品等が減少したものの、プラスチック製フィルム、プラスチック製機械器具部品等が増加したため、5.3%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は4.3%増と上昇に転じ、在庫は5.5%増と前月に引き続き上昇した。
繊維工業の生産は、織物製外衣、ニット生地染色整理等が減少したものの、ニット生地、合成繊維織物染色整理等が増加したため、2.1%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は7.2%増と上昇に転じ、在庫は1.2%増と前月に引き続き上昇した。