岐阜県鉱工業指数月報200708

岐阜県鉱工業指数（平成19年8月分）

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生産指数前月比0.8％の低下

1．概況

　平成19年8月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、輸送機械工業、金属製品工業等が上昇したものの、電気機械工業、窯業・土石製品工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は0.8％減と低下した。また、出荷指数は1.6％減と前月に引き続き低下し、在庫指数は0.8％増と前月に引き続き上昇した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は1.2％増となり、4カ月連続で前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、軽金属板製品（産業用品）、作業工具等が減少したものの、ボルト・ナット、超硬チップ等が増加したため、6.1％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は11.0％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は7.2％減と3カ月ぶりに低下した。
機械工業の生産は、携帯電話、デジタルカメラ等が減少したものの、乗用車ボデー、懸架制動装置部品（ショックアブソーバ）等が増加したため、1.7％増と3カ月ぶりに上昇した。また、出荷は2.8％減と3カ月連続で低下し、在庫は5.2％増と前月に引き続き上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、耐火煉瓦、生コンクリート等が上昇したものの、ファインセラミックス、陶磁器製タイル等が減少したため、7.2％減と4カ月ぶりに低下した。また、出荷は11.7％減と3カ月ぶりに低下し、在庫は1.4％増と4カ月連続で上昇した。
プラスチック製品工業の生産は、発泡プラスチック製品、プラスチック製容器等が増加したものの、プラスチック製フィルム、強化プラスチック製品（型物）等が減少したため、0.7％減と3カ月連続で低下した。また、出荷は8.6％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は7.3％減と3カ月ぶりに低下した。
繊維工業の生産は、ニット生地染色整理、合成繊維糸等が増加したものの、不織布、ニット製靴下等が減少したため、3.9％減と3カ月連続で低下した。また、出荷は6.8％増と3カ月ぶりに上昇し、在庫は0.8％減と低下に転じた。

3．全国、中部との生産指数の比較（8月分）