岐阜県鉱工業指数月報200707

岐阜県鉱工業指数（平成19年7月分）

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生産指数前月に比べ横ばい

1．概況

　平成19年7月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、窯業・土石製品工業、その他工業等が上昇したものの、輸送機械工業、電気機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は横ばいとなった。また、出荷指数は1.0％減と4カ月ぶりに低下し、在庫指数は4.0％増と上昇に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は4.9％増となり、3カ月連続で前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、超硬チップ、橋りょう等が減少したものの、スチール又はステンレスシャッター、アルミサッシ等が増加したため、1.7％増と上昇に転じた。また、出荷は0.3％減と前月に引き続き低下し、在庫は5.7％増と前月に引き続き上昇した。
機械工業の生産は、デジタルカメラ、はん用ディーゼル機関等が増加したものの、研削盤、携帯電話等が減少したため、3.8％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は0.3％減と前月に引き続き低下し、在庫は8.5％増と上昇に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、生コンクリート、陶磁器製電気用品等が減少したものの、ファインセラミックス、陶磁器製タイル等が増加したため、4.6％増と3カ月連続で上昇した。また、出荷は4.0％増と前月に引き続き上昇し、在庫は1.6％増と3カ月連続で上昇した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製継手等が増加したものの、プラスチック製フィルム、発泡プラスチック製品等が減少したため、0.2％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は3.1％減と前月に引き続き低下し、在庫は4.5％増と前月に引き続き上昇した。
繊維工業の生産は、不織布、織物製外衣等が増加したものの、毛糸、羽毛・羽根ふとん等が減少したため、0.3％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は6.4％減と前月に引き続き低下し、在庫は0.8％増と3カ月ぶりに上昇した。

3．全国、中部との生産指数の比較（7月分）