岐阜県鉱工業指数月報200703

岐阜県鉱工業指数（平成19年3月分）

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生産指数24カ月ぶりに前年同月比マイナス

1．概況

　平成19年3月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、プラスチック製品工業、化学工業等が上昇したものの、一般機械工業、窯業・土石製品工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は1.3％減と低下に転じた。また、出荷指数は5.1％減と低下に転じ、在庫指数は0.3％減と前月に引き続き低下した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は1.8％減となり、24カ月ぶりに前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、超硬チップ、橋りょう等が減少したものの、ボルト・ナット、作業工具等が増加したため、1.2％増と上昇に転じた。また、出荷は3.0％増と上昇に転じ、在庫は2.2％減と低下に転じた。
機械工業の生産は、はん用ディーゼル機関、電子回路基板等が増加したものの、携帯電話、乗用車ボデー等が減少したため、1.8％減と低下に転じた。また、出荷は7.4％減と低下に転じ、在庫は4.8％増と上昇に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、生石灰、ガラス長繊維製品等が増加したものの、ファインセラミックス、ガラス製品（容器類）等が減少したため、5.1％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は6．5％減と前月に引き続き低下し、在庫は1．1％増と5カ月ぶりに上昇した。
プラスチック製品工業の生産は、発泡プラスチック製品、日用品・雑貨プラスチック製品が減少したものの、プラスチック製フィルム、プラスチック製機械器具部品等が増加したため、4.9％増と上昇に転じた。また、出荷は4.8％増と上昇に転じ、在庫は3.5％減と3カ月連続で低下した。
繊維工業の生産は、合成繊維織物染色整理、合成繊維糸等が増加したものの、ニット製靴下、織物製外衣等が減少したため、3.8％減と3カ月連続で低下した。また、出荷は横ばい、在庫は1.2％減と3カ月連続で低下した。

3．全国、中部との生産指数の比較（3月分）