岐阜県鉱工業指数月報200702

岐阜県鉱工業指数（平成19年2月分）

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生産指数前月比1.4％の上昇

1．概況

　平成19年2月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、窯業・土石製品工業、プラスチック製品工業等が低下したものの、一般機械工業、輸送機械工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は1.4％増と上昇に転じた。また、出荷指数は1.6％増と3カ月連続で上昇し、在庫指数は3.7％減と低下に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は1.1％増となり、23カ月連続で前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、アルミサッシ、粉末や金製品（機械材料）等が増加したものの、スチール又はステンレスシャッター、ボルト・ナット等が減少したため、0.6％減と低下に転じた。また、出荷は3.8％減と低下に転じ、在庫は3.9％増と上昇に転じた。
機械工業の生産は、デジタルカメラ、ビデオカメラ（放送用を除く）等が減少したものの、油圧機器、印刷機械等が増加したため、2.5％増と上昇に転じた。また、出荷は1．3％増と上昇に転じ、在庫は4．7％減と低下に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製タイル、生コンクリート等が増加したものの、ファインセラミックス、ガラス製品（容器類）等が減少したため、4.9％減と低下した。また、出荷は3．2％減と5カ月ぶりに低下し、在庫は4．1％減と4カ月連続で低下した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルムが増加したものの、プラスチック製機械器具部品、発泡プラスチック製品等が減少したため、6.3％減と6カ月ぶりに低下した。また、出荷は4.1％減と低下に転じ、在庫は3.9％減と前月に引き続き低下した。
繊維工業の生産は、ニット生地染色整理、ニット生地等が増加したものの、ニット製靴下、合成繊維織物染色整理等が減少したため、1.6％減と前月に引き続き低下した。また、出荷は4.3％減、在庫は0.4％減と、ともに前月に引き続き低下となった。

3．全国、中部との生産指数の比較（2月分）