岐阜県鉱工業指数月報200701

岐阜県鉱工業指数（平成19年1月分）

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生産指数前月比0.6％の低下

1．概況

　平成19年1月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、化学工業、電気機械工業等が上昇したものの、輸送機械工業、一般機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は0.6％減と4カ月ぶりに低下した。また、出荷指数は0.3％増、在庫指数は0.9％増と、ともに前月に引き続き上昇した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は1.3％増となり、22カ月連続で前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、石油温水給湯暖房機、粉末や金製品（機械材料）等が減少したものの、ボルト・ナット、アルミサッシ等が増加したため、2.5％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は5.3％増と上昇に転じ、在庫は1.9％減と低下に転じた。
機械工業の生産は、携帯電話、ビデオカメラ（放送用を除く）等が増加したものの、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ）、研削盤等が減少したため、1.6％減と低下に転じた。また、出荷も3.7％減と低下に転じ、在庫は3.6％増と前月に引き続き上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、ファインセラミックス、石工品等が増加、陶磁器製タイル、陶磁器製電気用品等が減少し、横ばいであった。また、出荷は4.6％増と4カ月連続で上昇し、在庫は0.9％減と3カ月連続で低下した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製フィルム等が減少したものの、発泡プラスチック製品、プラスチック製継手等が増加したため、0.2％増と5カ月連続で上昇した。また、出荷は4.1％増と上昇に転じ、在庫は1.8％減と低下に転じた。
繊維工業の生産は、ニット製靴下、毛織物染色整理等が増加したものの、不織布、毛糸等が減少したため、2.7％減と低下に転じた。また、出荷は0.4％減、在庫は2.2％減と、ともに低下に転じた。

3．全国、中部との生産指数の比較（1月分）