本文
岐阜県鉱工業指数月報200612
岐阜県鉱工業指数(平成18年12月分)
鉱工業指数(季節調整済)(表)のダウンロード[Excelファイル/113KB]
生産指数前月比1.0%の上昇
1.概況
平成18年12月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、一般機械工業、化学工業等が低下したものの、輸送機械工業、窯業・土石製品工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は1.0%増と3カ月連続で上昇した。また、出荷指数は2.2%増、在庫指数は1.0%増と、ともに上昇に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は3.6%増となり、21カ月連続で前年を上回った。
2.主要業種の動向
主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、ボルト・ナット、アルミサッシ等が減少したものの、軽金属板製品(産業用品)、石油温水給湯暖房機等が増加したため、0.2%増と上昇に転じた。また、出荷は2.9%減と低下に転じ、在庫は0.5%増と上昇に転じた。
機械工業の生産は、油圧機器、数値制御工作機械等が減少したものの、携帯電話、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)等が増加したため、0.9%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は6.9%増と4カ月ぶりに上昇し、在庫は1.6%増と上昇に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製タイル、耐火煉瓦等が減少したものの、ファインセラミックス、特殊炭素製品等が増加したため、3.1%増と3カ月連続で上昇した。また、出荷も2.9%増と3カ月連続で上昇し、在庫は0.2%減と前月に引き続き低下した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルム、その他のディスクレコード(プラスチック製)等が減少したものの、プラスチック製機械器具部品、発泡プラスチック製品等が増加したため、3.1%増と4カ月連続で上昇した。また、出荷は5.0%減と低下に転じ、在庫は7.3%増と上昇に転じた。
繊維工業の生産は、ニット製外衣、綿糸等が減少したものの、不織布、毛糸等が増加したため、5.7%増と4カ月ぶりに上昇した。また、出荷は4.6%増と上昇に転じ、在庫は0.4%増と14カ月ぶりに上昇した。