岐阜県鉱工業指数月報200611

岐阜県鉱工業指数（平成18年11月分）

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生産指数前月比2.2％の上昇

1．概況

　平成18年11月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、食料品・たばこ工業、金属製品工業等が低下したものの､一般機械工業､窯業・土石製品工業等が上昇したため､前月に比べ生産指数は2.2％増と前月に引き続き上昇した。また､出荷指数は0.5％減、在庫指数は2.0％減と､ともに低下に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は1.7％増となり、20カ月連続で前年を上回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、ボルト・ナット、スチール又はステンレスシャッター等が増加したものの、作業工具、アルミサッシ等が減少したため、0.9％減と低下に転じた。また、出荷は0.5％増と前月に引き続き上昇し、在庫は8.3％減と前月に引き続き低下した。
機械工業の生産は、自動改札機・自動入場機、デジタルカメラ等が減少したものの、乗用車ボデー、旋盤等が増加したため、4.7％増と上昇に転じた。また、出荷は1.0％減と3カ月連続で低下し、在庫は6.2％減と5カ月ぶりに低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、石工品、セメント等が減少したものの、ファインセラミックス、生コンクリート等が増加したため、6.1％増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も3.5％増と前月に引き続き上昇し、在庫は0.1％減と低下に転じた。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製継手、プラスチック製機械器具部品等が減少したものの、プラスチック製フィルム、発泡プラスチック製品等が増加したため、0.3％増と3カ月連続で上昇した。また、出荷は5.4％増と前月に引き続き上昇し、在庫は3.5％減と低下に転じた。
繊維工業の生産は､織物製外衣､合成繊維糸等が増加したものの､毛糸､不織布等が減少したため､0.8％減と3カ月連続で低下した。また、出荷は5.6％減と低下に転じ、在庫は0.8％減と6カ月連続で低下した。

3．全国、中部との生産指数の比較（11月分）