岐阜県鉱工業指数月報200609

岐阜県鉱工業指数(平成18年9月分)

鉱工業指数（季節調整済）（表）のダウンロード[Excelファイル/112KB]

生産指数前月比3.7%の低下

1.概況

　平成18年9月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、電気機械工業、プラスチック製品工業等が上昇したものの、輸送機械工業、一般機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は3.7%減と低下に転じた。また、出荷指数も2.2%減と低下に転じ、在庫指数は0.3%増と上昇に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は2.0%増となり、18カ月連続で前年を上回った。

2.主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、軽金属板製品(産業用品)、作業工具等が増加したものの、ボルト・ナット、アルミサッシ等が減少したため、4.5%減と低下に転じた。また、出荷も5.2%減と低下に転じ、在庫は1.3%増と上昇に転じた。
機械工業の生産は、デジタルカメラ、携帯電話等が増加したものの、研削盤、乗用車ボデー等が減少したため、3.9%減と低下に転じた。また、出荷も0.4%減と低下に転じ、在庫は1.7%増と3カ月連続で上昇した。
窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製電気用品、気泡コンクリート製品等が増加したものの、ガラス製品(容器類)、生石灰等が減少したため、4.0%減と低下した。また、出荷は13.0%減と低下に転じ、在庫は1.8%増と上昇に転じた。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製継手等が減少したものの、プラスチック製フィルム、プラスチック製容器等が増加したため、3.6%増と上昇に転じた。また、出荷は7.6%減と低下に転じ、在庫は8.9%増と上昇に転じた。
繊維工業の生産は、ニット製靴下、合成繊維織物染色整理等が増加したものの、織物製外衣、毛織物等が減少したため、5.5%減と低下に転じた。また、出荷は1.9%増と4カ月ぶりに上昇し、在庫は1.0%減と4カ月連続で低下した。

3.全国、中部との生産指数の比較(9月分)