岐阜県鉱工業指数月報200606

岐阜県鉱工業指数(平成18年6月分)

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生産指数前月比0.5%の上昇

1.概況

　平成18年6月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、一般機械工業、繊維工業等が低下したものの、輸送機械工業、化学工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は0.5%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷指数は0.5%減と低下に転じ、在庫指数は0.5%増と上昇に転じた。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は4.3%増となり、15カ月連続で前年を上回った。

2.主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、ボルト・ナット、軽金属板製品(産業用品)等が減少したものの、超硬チップ、スチール又はステンレスシャッター等が増加したため、1.1%増と上昇に転じた。また、出荷は1.9%減と低下に転じ、在庫は0.7%増と3カ月連続で上昇した。
機械工業の生産は、旋盤、デジタルカメラ等が減少したものの、携帯電話、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)等が増加したため、1.2%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷は3.2%減、在庫は0.1%減と、ともに低下に転じた。
窯業・土石製品工業の生産は、ファインセラミックス、石工品等が減少したものの、セメント、生コンクリート等が増加したため、1.1%増と上昇に転じた。また、出荷は7.0%増と前月に引き続き上昇し、在庫は横ばいであった。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルム、その他のディスクレコード(プラスチック製)等が減少したものの、プラスチック製機械器具部品、その他のホース(プラスチック製)等が増加したため、0.6%増と上昇に転じた。また、出荷は1.0%増と前月に引き続き上昇し、在庫は1.1%減と前月に引き続き低下した。
繊維工業の生産は、毛糸、ニット製靴下等が増加したものの、綿糸、織物製外衣等が減少したため､4.7%減と低下に転じた。また、出荷は4.8%減と4カ月ぶりに低下し、在庫は3.2%減と低下した。

3.全国、中部との生産指数の比較(6月分)